貴乃花親方、日本相撲協会の理事選挙に当選

  • 厳しい情勢が予想されていましたが、予想に反して当選

年功序列的な、一門内の理事候補の選出方法に反旗を翻し、
二所ノ関一門を離脱して(事実上の破門)
日本相撲協会の理事選に立候補した貴乃花親方ですが、
劣勢との事前の予想に反して、当選しましたね。
当選には「10票」が必要と言われていましたが、
貴乃花と共に二所ノ関一門を離脱した、
貴乃花グループ」は自分も含めて全7人でした。
二所ノ関を含めた各一門の、厳しい締め付けにより、
グループ以外には支持も広がらず、厳しい状況でしたけど、
3票の離反票を集めて当選となりましたね。

  • 事実上の出来レースに、波乱があるから面白いですね…(^^;)

しかし、各一門が「一門の総意」で候補者を選出し、
一門内の手持ちの票を割り振って、
事実上の「強制投票」を行わせるという、
この相撲協会&各一門の仕組みは凄いですね…
落選した大島親方以外は、貴乃花親方を含め、
全員きれいに10票or11票の得票を得ていました。
事実上当選する親方は事前に決まっている、
まさに明目上だけの選挙、という感じですよね。
まぁそんな状況の中で、今回の貴乃花親方のように
予想を覆して当選&落選するような、離反があるから
外野から見ている分には、面白いのですが…(笑)
逆に「予期せぬ落選」となった大島親方は、
結果が信じられなかったのではないでしょうか。

落選した大島親方が所属する、「立浪・伊勢ヶ濱連合」からは、
2名の離反者が出たものと思われています。
この離反により、貴乃花7票→9票、大島10票→8票となり、
貴乃花親方の当選と、大島親方の落選が決まりましたね。
1票の離反では、まだ大島親方の票数が上となり、
事実上の死に票となってしまいます。
「立浪・伊勢ヶ濱連合の、2名の離反」は、
大島親方を落選させようとする、明確な意図が働いた上での、
共同行動だと言えそうな感じです。
今後、「立浪・伊勢ヶ濱連合」では、内部の離反犯人探しなど
色々ともめそうなことが、予想されますね。
この「立浪・伊勢ヶ濱連合」、
理事選前に一門内から2人の候補者を決める時に、
すんなりとは決まらなかった、という事情があります。
候補者を決める過程で、立候補辞退を余儀なくされた
伊勢ヶ濱親方が離反した、との見方もありますが、
さて真相はどうなのでしょうか?