「早起き力 社員が幸せになり会社も伸びる最も簡単な方法」(はてな年間100冊読書クラブ 9/100)

早起き力

早起き力

  • 社長自らよく働き、倹約を心掛け…

大阪の菓子問屋「吉寿屋」の社長が書いた本ですね。
大企業以上に厳しい経営を強いられる中小企業、
その中小企業の吉寿屋が、業界ナンバーワンの利益率を誇り、
成長し続ける理由が書かれていますね。
その理由の一つとして、まずは
「著者の社長が、よく働く」ことがあげられますね。
「トップが早起きの会社に不況なし」という
この本のタイトル通り、著者は毎朝6時に出勤します。
社長が率先して働けば、周りの従業員も社長を見習って
働くことになりますよね。
また、「早起きは三文の徳」にもなります。
二つ目が、「倹約を心がけていること」があげられますね。
文房具などの経費を無駄にしないことを心掛け、
お茶くみを廃止して、ペットボトルのお茶に
切り替えたりもしていますね。

  • 儲けた利益は、きちんと従業員にも還元

お茶くみの廃止は、コストの削減に繋がることは勿論、
従業員のモチベーションのUPにも繋がるそうですね。
そして、この会社は「社員を大切に」していますね。
業界ナンバーワンの利益率を誇っていますが、
儲けた利益を内部留保や株主への配当ではなく、
積極的に従業員に還元しています。
色々な褒賞などを実施していますね。
更に従業員のモチベーションが上がって、
好循環に繋がっていますね。

  • 取引先も大事にして

その他、「取引先を大事にする」
「現場を重視する」などが
成長の理由としてあげられています。
「利益率アップ」も、取引先に負担を強いては
長続きしないと思いますが、
この会社では、「取引先も返品が減ってWin」
取引先を大切にするよう心掛けているそうです。
なるほど、立派な経営理念の会社だと思いますし、
また社長が自ら率先して実行しているところが
素晴らしいですね。経営理念の社員の落としこみには
最も効果があるのではないかと思います。
なるほど、売上や利益も伸び続けるわけですね。
まさに、「理想の中小企業」だと思います。