「野村監督全ボヤキ 08シーズン完全収録」(はてな年間100冊読書クラブ 8/100)
- 作者: 服部翔太
- 出版社/メーカー: コスミック出版
- 発売日: 2008/11/07
- メディア: 新書
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- おなじみ野村監督の「ボヤキ」を収録
昨年・09年楽天イーグルスを2位に躍進させ、
クライマックスシリーズにも出場しながら
解任の憂き目に遭った野村克也監督ですが、
その野村監督の、おなじみの「ボヤキ」を
収録した本ですね。この本には、昨年ではなく
一昨年・08年度のシーズン中のボヤキが収録されています。
08年度の楽天は、今年とは違って
序盤は好調だったもののやがて失速、
シーズン最後の試合で福岡ソフトバンクホークスと
最下位を賭けて戦った、という状況でした。
- 不調のほうが、ボヤキが出易い…?(笑)
そんなチーム状況でしたから、
ノムさんのボヤキも絶好調、って感じですな…(笑)
好調だった序盤は、ボヤキというよりは
威勢の良いセリフが飛び出したりもするのですが、
調子が落ちてくると、ボヤキが冴えますな(笑)
タイムリーの出ないチームの状態を嘆いたりとか。
ノムさんのボヤキを聞くには
チームが好調ではないほうが良いのかな、
なんて思ったりしてしまいます…(笑)
そんな野村監督のお気に入りは
マー君こと田中将大投手、「神の子」扱いですな。
まぁ、マー君と岩隈久志投手の両輪が
楽天というチームの今の命綱、って感じですからね。
- 落合監督も、ファンサービスを…
しかし、こうやって野村監督のボヤキを
見てみると、マスコミ記者そして記事を見る
ファンを楽しませようとしているのが
よく解りますね。私がファンである
中日ドラゴンズの落合博満監督は、
そんな野村監督の対極にあるという感じで、
マスコミ対応は非常に素っ気無いです。
その結果として、色々な記事においても、
落合監督の発言が、ファンを楽しめるような
ものにはなっていないですね。
その点では、野村監督のほうが
ファンサービスは旺盛であり、
その結果として、人気が出るのも当然でしょうね。
「プロ野球は、勝つことが仕事」というのは
心理なのでしょうけど、同時にファンあっての
プロ野球でもあると思います。
プロ野球の一ファンとして、
落合監督にはもう少し、ファンサービスを
心掛けて頂ければなぁ、と思ったりします…