「心眼力」(はてな年間100冊読書クラブ 24/100)

心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)

心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)

  • 「心の眼」で真実を見出すこと

著者の野口嘉則さんは
鏡の法則」で一躍有名になっていますね。
その野口さんが、「柔らかく燃えて生きる知恵」ということで、
本書のタイトルにもなっている「心眼力」を提唱しています。
「心眼力」は、「肉眼の目」ではなく、
「心の眼」で真実を見出し、
大切なものにフォーカスを当てようとする力とのことですね。
「他人と張り合い、蹴落とす」ように、
ギスギスしてしまうのではなく、
「柔らかく燃えて生きる」事が大事とのことです。
読んでいて、ほんわかと優しい気持ちになれるような、
そんな癒し系の本って感じでした。
もっとも、スピリチュアル系とか、そういった
一見胡散臭く思えてしまうような要素は、この本には無いですね。
著者曰く、「人間性を高めること」・「幸せ実現力を磨くこと」
「柔らかく自由に生きること」・「全てと調和すること」
「燃える志を掲げて前進すること」が重要だとしていますね。

  • 「競争」よりも「共創」へ

ビジネス書や自己啓発系の本を読んでいると、
どちらかというと「激しく燃える」系の内容が多いと感じます。
そんな中で、本書に出会えたことは良かったのかな、と思いますね。
この本の中でも、「競争から共創へ」といった
タイトルの章がありました。
ただ、「相手を裁くよりも、まず相手の感情に共感する」など、
この本に書かれているようなことが、
自分でも出来るようになるためには、
まだまだ未熟な自分にとっては、結構な努力が必要になりそうな、
そんな感じはしてしまいましたけど‥(^^;)
親しい仲の家族や知人ならともかく、
それ以外の他人に対して、共感したいとは
私はあまり思えないですからね‥(^^;)
もともと感情的に、冷たい人間だからなのかもしれないですけど(笑)