「読書進化論」(はてな年間100冊読書クラブ 22/100)

  • 度が過ぎる自己アピールが鼻につくのは、相変わらず‥

著者は、「Webの登場により、
読書のあり方が大きく変わった」としていますね。
ただ、この本は「読書」についての内容というよりは、
本とWebにまつわる評論のような感がありますね。
メルマガやブログによって、著者と読者の距離が近づいたこと、
そしてWeb(ネットコンテンツ)と
本との差別化についても触れています。
しかし、「いかに自分の本を売るか」という点に
長々と触れられているなど、
(例えば、書店に行って自らPopを書くなど)
相変わらず著者の勝間和代さんは、
度が過ぎる自己アピールが、大いに鼻につきますねぇ‥
確かに頭の良い方だとは思いますけど
個人的には好感を抱くことが出来ません。

  • タイトルに偽りありのような気が‥

AmazonによるWeb書店の成長、
そして読者による書評を見て本の購入を決める、
というのは、本にとってWeb登場による
大きな転換点だったこと、そしてブログなどによって
著者と読者の距離が狭まったことなどは確かに事実ですし、
Webが本に与えた、大きな影響だとは思います。
ただ、その内容とタイトルの「読書進化論」とは
内容が離れているような、そんな感がありますね。
読書の手法などを期待すると、
裏切られたような思いを、するのではないでしょうか。