「人づきあいのレッスン」(はてな年間100冊読書クラブ 21/100)

人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法

人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法

  • 和田さんの本は、相変わらず手軽に読めます

営業ウーマン時代に、会社内でセールスが
トップに輝いたりした経歴を持つ、
著者・和田裕美さんによる、
コミュニケーションのヒント本、ですね。
著者独特の、話し言葉的な砕けた文章で書かれているため、
非常に読みやすく、短時間で読むことが出来ますね。
まぁ、多少くだけ過ぎとも、思えなくもないですけど‥(^^;)

  • 簡単なことですけど、実践しようとすると難しい‥

しかし著者の和田さん、さすがはセールスの達人だけあって、
すごく前向きというか、ポジティブシンキングの持ち主ですね。
和田さんが実践していることは、
例えば「必ず「ありがとう」と返事をする」、
「苦手な人に会ったら、笑いかける」など、
簡単なことではあります。
しかし、いざ実践してみようとすると、
なかなか難しいことですよね‥
「人づきあい」には、人間としてどうしても
好き嫌いの感情が混じってしまうため、
なかなか意図した通りの行動は難しいところですから‥

  • 和田さんは変わった、読者は力づけられます‥

そんな著者の和田さんですが、
生まれつき今のまま前向きポジティブ、
という訳ではなく、嘗ては人見知りでコミュニケーションに
悩んでいたとのことです。そんな和田さんが、
コミュニケーションに長け、セールスの達人となる訳ですから、
「人間は変われるものなのだな」と実感させられると同時に、
我々一般読者としても、「変わろうとする努力」が
必要なのだなと実感させられます。
そして、「努力すれば、誰でも出来るようになる」
良い見本になっているだけに、力づけられますよね。

  • 印象に残ったフレーズなど

ここからは、この本の中から印象に残った
フレーズなどを紹介したいと思います。
「人間関係が上手くいかない原因は、
話をしていないこと」確かにそうですよね、
「嫌いな相手とは、話はしたくない」
から余計に疎遠になってしまいますし。
「嫌われていると思っても、その空気を読まずに、
普通に笑顔で接する」、笑顔を向けられれば、
嫌いだと思っても、嫌い続ける心も
鈍くなってくるかな、という感じですよね。
「好き好きブーメラン」、
相手に対して好き好き光線を発信しまくる、
といった感じでしょうか。
まずこちらから好意を発信することが
大切という感じですね。