「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」(はてな年間100冊読書クラブ 13/100)

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

問題解決の手法(この本の中では「ソリューション・システム」
と呼ばれています)が、解りやすく書かれている本ですね。
その問題解決の手法とは、まず第1章の思考編で
「仮説思考」の重要性を説明しています。
第2章の技術編では、ロジックツリーやMECEといった
ツールの説明があります。第3章は、
第1章と第2章で学んだ内容を統合して
「ソリューション・システム」が完成、
そして最後の第4章で、「ソリューション・システム」を
実践に応用した例を示す、という感じの構成ですな。
この内容、丁度昨年の今頃に受講した、
ビジネススクールグロービスの、
クリティカル・シンキング」の授業と同じですね。
よく見るとこの本は、グロービスが監修していますね。
考え方が似ているのもむべなるかな、という感じです‥(^^;)

  • 復習という感じでしたけど、内容はしっかりしています

この本を読みながら、グロービスの授業を思い出しました。
その「クリティカル・シンキング」の授業では、
単に情報を整理することとは違う、
「仮説を立てることの重要性」を最初に叩き込まれたこと、
(So what?=なぜ?を繰り返すこと)
そして、「MECEに分解する組み合わせを
考えだすのは大変だったな」、などと、
授業当時を懐かしく振り返ったりしていました‥(^^;)
授業受講時は課題に追われて大変でしたけど、
一緒に授業を受けていた、モチベーションの高い
仲間達との交流は、楽しかったことを覚えています。
ビジネススクールの講義にも取り入れられている
内容ですから、この本を読むことにより、
問題解決の手法(クリティカル・シンキング)が
しっかりと理解出来るのではないかと思います。

  • 「問題解決の手法」を実際に使用することが大事です

ただ大事なのは、取得した問題解決の手法を
実践で使っていくこと、ですね。
取得しただけで、実際に使わないと、
残念ながら身には付かないですな‥(^^;)
この本の第4章(著者が実際に、
本書に書かれている「問題解決の手法」を使用して
新商品の導入を図った例)のような機会には
普通ではなかなか恵まれないかもしれないですが、
手法は実際に使って身に付けるものだな、と実感しています。
まぁ、サラリーマン諸氏は、私も含めて
ついつい日々の仕事に追われてしまって、
仕事を片付けていくことが中心になってしまいます。
「考える」ことがなかなか出来なかったりするので‥

  • 高い授業料が、生かされていないなぁ‥

私も、折角高いお金を払って(グロービスの授業料は、
隔週6回(3ヶ月)の授業で約12万円、
授業1回あたり約2万円!です。
エグゼクティブ対象ではなく、若手社員が対象だと
思うのですが、それにしては高い料金ですよね‥)
グロービスを受講し、クリティカル・シンキング
手法を学んだのですが、残念ながらなかなか
実際の仕事には生かしきれていません。
加えて、私生活では最近は、資格・検定試験の受講に
ハマっていたりして、とりあえず試験を乗り切るために
週末が来る度に、詰め込み暗記を繰り返していたりしています。
「問題解決の手法」からは、ますます遠ざかってしまう
生活が続いているので‥(^^;)