裁判員制度、はじめての裁判がスタート

  • 適用は「庶民感覚を求められる」軽微な事件のほうが良いのでは‥

裁判員制度を利用した裁判が、いよいよ始まりましたね。
最初の適用裁判は、隣人トラブルによる殺人事件、
とのことです。この裁判員制度
適用されるのは全ての裁判ではなく、
殺人など、重大事件が中心のようですね。
裁判では、遺体の写真なども裁判員が見ることになるようで、
これはちょっとどうなのかな、という感があります。
もう少し軽い事件のほうが、「庶民感覚を求められる」
裁判員制度に向いていると思うんですけどね。
私的には、殺人事件の残虐な証拠とか、
あまり見たくはないです‥
また、そういった残虐な事件に対して、裁判員は、
感情論以外のものを挟める余地なんて
無いのではないかと思います。
そして、感情論は当然のことながら却下ですよね。
法律事項の解釈などに関しては、
「その道の専門家」である、検察や弁護士の
解釈に従わざるを得ないのではないでしょうか。
「近所のささいな揉め事が裁判に発展した」
といった例であれば、裁判員の庶民感覚が
大いに役立ちそうなのですが‥
なんだか、無駄な制度のような感じがしてしまいますね‥

  • 裁判員候補のうち、ほとんどは抽選に外れます‥

また、実際に裁判員(6人)として選ばれるのは、
裁判員候補」(50人程度)のうち約1割なんですね。
残り9割は、裁判所まで出向きながら、
抽選に外れて無駄骨となってしまうようです。
裁判は4日連続で行われるため、
裁判員候補に選ばれた人々は、
有給休暇の手配や不在中の仕事の引継ぎ等、
事前に色々と動かざるを得ないのですが、実際のところは、
ほとんどの人が抽選に外れてしまうんですよね‥
まぁ、突然急病になってしまう人や、
外せない用事が出来てしまう人など、
裁判員(候補)の人達に色々な事情が発生するため、
予備の裁判員の確保が必要になっているかと思います。
しかし、ほとんどの人が「外れ」に終わってしまうこの制度、
もう少しなんとかならないのかな、
とも思ってしまいますね。
外れてホッとしている人が、多いとはいえ‥(^^;)