「すべては脳からはじまる」(はてな年間100冊読書クラブ 7/100)

  • エッセーを集めた本なので、手軽に読めます

脳科学者として著名な、茂木健一郎さんによる
雑誌に掲載されたエッセーを集めた本ですね。
雑誌に掲載されたエッセーのため、
1篇1篇あたりの長さは短いです。
またテーマについても、共通性に基づいて
章立てにまとめられてはいますけど、
次々に変わってしまう、という印象は拭えないですね。
手軽に&短時間でも読める、という利点はありますが、
個人的にはもっと深く内容を掘り下げて貰いたい、
という印象が強かったです。
もっとも、純文系の私にとっては、
脳科学について深く掘り下げられても、
正直全く解らないのではないかと思いますけど‥(笑)

  • ユーミンのファンであるところなど、親しみやすさもありますね

もっとも著者の茂木健一郎さんは、
テレビでもお馴染みだけあって、
脳科学の世界を、エッセーに乗せて
解りやすく語ってくれていますね。
中には、ユーミン松任谷由美さん)との対談の内容など、
一般人と変わらないような親しみやすさも
覗かせてくれたりしています。
全体的な感想としては、上記に記した通り、
一編あたりのエッセーが短い上に、話題が次々に変わるため、
正直取りとめの無さは否めないところがあります。
まぁ、この本を読んで、茂木さんの専門である脳科学のことが
どれだけ解るかとなると、正直疑問符がつきますけど(^^;)
エッセー集としては、なかなか面白かったと思います。