「iPS細胞 世紀の発見が医療を変える」(はてな年間100冊読書クラブ 71/100)

iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)

iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)

  • 理系知識に乏しくてもなんとか理解出来る、解り易い内容です

今話題のips細胞について、
わかりやすく解説している本ですね。
私は入試に数学や理科の要らない(笑)
私大文系の出身です。従って高校時代は
理系関係の教科はあまり勉強しておらず
その方面の知識は、全くと言っていいほど疎いのですが、
そんな私にとっても、ips細胞がどんなものなのか、
この本を読んで、なんとか解ったような感じです。
私でさえ解る位ですから、解りやすい本なのでしょうね。
もっとも、本職の理系の人にとっては、
基礎的過ぎて物足りない内容なのかもしれませんが。
このips細胞、先日私が受験した
「日経TEST」にも取り上げられたりしていました。
今現在の旬の話題、という感じがありますね。

  • 将来的には、色々な臓器が再生可能に‥?

「ips細胞」というのは、素人の私が
思いっきりざっくり言うと(笑)
「再生を促進する細胞」ということです。
人間の臓器は、基本的には再生が適わないものが
多いのですが、中には爪のように再生可能なものもあります。
「ips細胞」は、爪と同じように、臓器も再生が可能であれば、
具合の悪い臓器を新しい臓器に変えることが出来る、
という画期的な仕組み・考え方ですね。
現在、この研究が進められているようです。
本分野では、日本人も大きな貢献をしているそうですね。
確かに、我々人間の体も、元は精子卵子が結合した
一つの受精卵から始まっているわけで、
改めて考えてみると、非常に複雑な・不思議な仕組みですよね。
非常に働き者の臓器である肝臓の機能など、
人間の臓器・機能については、まだまだ未解明な部分も
多々残されているそうです。
やっぱ、人体って一番の神秘って感じがしますよね。