大相撲九州場所は、白鵬が優勝

  • 安馬との「負けられない」決定戦、横綱として執念の一番

横綱朝青龍が休場したりして
盛り上がりを欠き、テレビに映るような
特等席でも空席が目立っていた
大相撲九州場所ですが、終盤は盛り上がりましたね。
単独トップに立っていた横綱白鵬に対して、
白鵬との直接対決を制して追いついた関脇の安馬
千秋楽まで相星を続け、優勝決定戦となりました。
この優勝決定戦も、力の入る一番でしたね。
両者一歩も譲らず、巻き変え等で攻防が続く中、
最後は白鵬が、安馬の頭を押さえつけるような形で
「執念の勝利」を決めましたね。
白鵬は本割で安馬に敗れており、
横綱の意地」として、ここは負けられなかった
ところだったかと思います。

また、そんな白鵬の意地が感じられる中で、
立会い変化などの策に出ず、真っ向勝負を挑んで
熱戦に持ち込んだ安馬も、素晴らしかったですね。
今場所の安馬は、大関昇進を賭けていた場所ですが
序盤に連敗して昇進が危ぶまれていました。
しかしその後しっかりと立て直して
白鵬に勝つなどして、昇進を決めましたね。
そういえば、外国人力士って
「昇進のチャンスを、確実に決める」感がありますね。
白鵬朝青龍は、地力の違いもあったかと思いますが、
現在大関で低迷している琴欧州も、
昇進はワンチャンスで決めましたよね。
このあたり、一度大関昇進のチャンスを逃している琴光喜
嘗て大関候補と言われながら、昇進を果たせなかった
最近では若の里、古くは琴錦安芸乃島貴闘力といった
日本人力士とは異なるな、という印象があります。
外国人力士のほうが、精神的にタフなのでしょうかね‥

  • 日本人力士に期待したいのですが、希望の星は‥

これでまた外国人大関が誕生することになります。
個人的には、日本人力士で強い力士が
出て来て欲しいところなのですが‥
しかし、千秋楽では、大関琴光喜白鵬に対して
何の抵抗も出来ずに敗れてしまったりするように、
残念ながら日本人力士で期待出来る力士は、
今のところはいないかな、そんな感じがしてしまいます。
敢えて言えば、今場所は割りと内容が良かった、
稀勢の里くらいでしょうか。
ただ、稀勢の里は、まず三役に定着してからでしょうね。
大関昇進を決めた安馬ですが、今の大関陣のような、
8勝7敗や9勝6敗のような体たらくではなく、
白鵬朝青龍と一緒に
終盤まで優勝争いに絡めるような、
そんな強い大関になって欲しいですね。
まぁ、あまりに強ければ、すぐ横綱になって
大関からは脱出することになりますけどね‥(^^;)
安馬は顔つきが、個人的には好きではないのですが(笑)
今場所の相撲は、見事な内容であったと思います。