福田総理、突然の退陣表明

  • 短命内閣続きでは、諸外国の信頼は得られません‥

福田赳夫総理大臣、突然の退陣表明でしたね。
支持率がずっと低迷していたのは事実ですけど、
まだつい最近内閣改造をしたばかりでの
青天の霹靂とも癒える退陣表明、
意外な感を禁じ得ませんでした。
安倍晋三前首相の退陣からほぼ1年、
安倍内閣も1年ほどでしたから、
日本ではここ最近連続して、
短命の内閣が続いてしまったことになりますね。
こんなに簡単に国のトップが変わってしまう、
ということで、諸外国の日本の政治体制に
対する不信感はますます募るものと思います。
内閣総理大臣は、「国の代表として、
日本をより良い方向へ導いていく」
という信念をしっかりと持ち、
粘り強く職務を遂行して貰いたいものです。
アメリカのブッシュ大統領など、
イラク侵攻などでアメリカ国内のみならず
全世界からブーイングを浴び続けていても、
今まで決して辞めようとはしなかったですよね‥(笑)

  • 福田さんはもっと悪あがきしても良かったのでは‥

また、総理大臣の席って、国会議員の皆さんにとっては、
憧れの頂点といった位置づけだと思います。
しかし、せっかく得たその席を、
そんなにあっさりと投げ出してしまえるものなのですね。
私だったら、もっと悪あがきするだろうなぁ‥(笑)
辞任の一因として、公明党が福田降ろしに動いた、
というのがありました。それなら、
公明党にあてつけるような形で、
衆議院議員選挙を、公明党が重視しているという
東京都議会選挙との同時選挙にするとか(笑)
また、私だったら「どうせ辞めるのなら」
衆議院を解散してから、総辞職しますね(笑)
衆議院選挙で惨敗して、自民党が下野することになっても
「もはや知ったことではない」という感じです(笑)
自民党内からも「福田さんでは選挙は戦えない」
という声もあったそうなので、
「そんな自民党もぶっ潰してしまえ」という感じですね。
衆議院の解散なんて、内閣総理大臣だけの特権ですからね。
せっかくの伝家の宝刀、抜かねば勿体無いです(笑)

  • 安倍さん・福田さんは、持論の政策があまり見えなかったですね‥

選挙といえば、小泉純一郎元首相には、
身内の自民党議員に対して刺客を立ててまで
自らの持論である「郵政民営化をやり抜く」
という意志がありました。
郵政民営化が是か非かというのは、
議論の分かれるところですが
(私は実は否定的なのですが)
自らの政策を貫く、という点では、
安倍・福田首相よりもずっと優れていましたね。
安倍さんの場合は「美しい国へ」など、
実際の政策よりは、自らの理念や観念といったものが
先行していたかな、という感じはありました。
「再チャレンジ施策」が政策らしいと言えたでしょうか。
一方福田さんの場合は、福田さん自身の持論は
最後まであまり見えなかったですね。
そんな中で「消費者庁」の創設が
唯一の福田さんの政策、という感がありました。
ただ、小泉さんの郵政民営化に比べれば、
国民に訴えかける力は、はるかに弱かったような気がします。
まぁ、福田さんの任期中にガソリンが急騰して、
暫定税率の影響でガソリンの価格が上下したりと、
ちと不運な面もありましたけどね。

福田さんの後任としては、
麻生太郎幹事長が最有力候補のようですね。
今までの自民党総裁選挙では、
苦戦を強いられていた麻生氏ですが、
ここに来て「選挙の顔」ということも買われて
満を辞しての首相就任、となるでしょうか。
ローゼン麻生」と呼ばれるなど、
マンガなどに造詣があるといわれる麻生氏、
ネット上でも人気が高いですからね。
その他、小池百合子さんの名前も挙がっているようですが、
彼女の議員歴は、風見鶏的なところがありますからね‥
まぁ、防衛大臣時代の功績は認めますけど。