「教育力」(はてな年間100冊読書クラブ 44/100)

教育力 (岩波新書)

教育力 (岩波新書)

  • 人に教えるには、情熱を持つこと

「声に出して読みたい日本語」シリーズなど、
様々なベストセラーを発刊している斉藤孝さんの著書ですね。
「教育力」というタイトルの通り、
「教える力」について解説されていますね。
最近は、女子生徒にワイセツ行為を働くなど、
問題教師が多くなってきています。
そのように教師の質の低下が叫ばれている中で、
現役の教師、及び教師の志望者に対して
叱咤激励しているような内容ですね。
「人に教えるには情熱が必要、
そして教える内容が好きであるべきである。」
など、まさに「教育力」「教育論」的な内容になっていますね。
教師の、「人にものを教えること」の効果、
及び子供達に与える影響を、改めて実感した思いです。

  • 教師って、実は素敵な職業だったんですね‥

私は学生時代は、中学生・高校生時代と、
あまり良い先生に巡り合えなかったため、
教職へ進むことは思いもよりませんでしたが(^^;)
こうしてこの一冊の本を読んだだけで、
「人に教えること、人を育てること」の意義を実感しました。
改めて、実は教師って素敵な職業だったんだな、と思います。
「好きなことを、情熱を持って、人に教える」
これが出来たら、きっと凄い生き甲斐になりそうですね。
そして、このような先生が増えたら、
子供達もきっと良い影響を受けるのではないでしょうか。
もっとも、最近の教師達は、モンスターペアレントの対応に
悩まされたりしており、「好きなこと=教える教科」の
探求を続ける暇なんて無いのかもしれませんが‥
私は最近、色々な資格・検定試験の受験を始めているのですが、
その中で、「学ぶことは楽しいこと」という実感を得つつあります。
「学ぶことの楽しさ」を実感した今なら、
自分も良い先生になれるのではないか、
なんて思ったりしてしまいました。