北京オリンピック、開幕!

  • やっぱオリンピックは、見ていて楽しいですね

北京オリンピックが、先週末からいよいよ始まりましたね。
始まる前は、言論統制チベット問題など
「中国は異常な価値観の国家であり、
オリンピックを開催する資格のない国だ」
といった反発感などもあり、冷ややかな思いでした。
そんな感じで、開会式はあまり興味はなかったので、
生中継など見ませんでした。しかし、
競技が始まると、次第に関心も高まってきましたね。
初日から先鋒として、ママとして五輪初挑戦となる、
谷亮子選手が登場したりもしましたから。
先の週末など、気がつくとテレビのチャンネルを合わせて、
中継を見ていたりすることが多かったです。

  • 意外と面白い競技を発見することも出来たりします‥

冬季オリンピックカーリングのように、
「今まで興味はなかったけど、
見てみると意外と面白かった」競技を
発見できたりするのも、オリンピックの楽しみですね。
今回のオリンピックでも、例えば、競泳の中継を見ていたら、
「100m平泳ぎ」のような通常の競技だけではなく、
リレーの面白さを発見出来たりしました。
そのリレーの場合は、一流選手とはいえ、
チームによって個々の選手の力には差があるため、
序盤先行していたチームがそのまま逃げ切る、
というケースは少ないです。強い選手を後半に配置していた
チームが、終盤に一気に巻き返したりして、
順位がガラッと変わったりしますね。
それが、見ていて結構面白かったりしました。

  • 北島康介選手、100m平泳ぎで見事金メダル!

昨日の11日は、なんといっても北島康介選手の
100m平泳ぎの金メダル、ですよね。
昨日は会社があったので、生中継は見られなかったのですが、
ニュースで何度も流された映像を見る限りでは、
まさに完璧な内容だったのではないでしょうか。
宿命のライバルと目されており
おそらく北島選手自身も凄く意識していた、
アメリカのハンセン選手は、
五輪前と同じく調子がもう一つ、という感じでした。
しかしそのハンセン選手に代わって、
予選・準決勝とも一位を獲得した、
新星・ダーレオーエン選手が、
北島選手の前に立ち塞がることになりました。
この勢いは無視出来ないものがあり、北島選手も内心は
冷や汗モノだったのではないかと思います。
事実、ダーレオーエン選手は銀メダルに輝きますね。
しかし決勝では、そのダーレオーエン選手を逆転して
見事に金メダルをゲットしました。
金メダルの上に世界新記録のおまけつき、
まさに「予選・準決勝で慣らし運転をして
本番に力を出し切った」
理想の仕上げが出来たという感じですね。

理想の仕上げといえば、北島選手と同じく
五輪二連覇を目指している、女子マラソン
野口みずき選手は、その最後の仕上げに失敗してしまい、
出場すら危ぶまれる状況になってしまっていますね‥
女子マラソンは、個人的には柔道以外では
数少ない、日本の金メダルの獲得が
期待出来る種目でだと思っていただけに、
これはちと残念なニュースでした。
「練習のし過ぎで、疲労が溜まってしまった」
とのことですが、前回のオリンピックでは
見事に頂点に立った、本番に向けての
仕上げの感触を掴んでいたはずの野口選手でも
このようなケースに陥ってしまいます。
本番に対する調整というものの難しさを
改めて実感させられましたね。

  • 「ママでも金」はならず‥

どの選手にもメダルの期待がある柔道ですが、
世界の強豪が集まっているだけに
なかなかすんなりとはいかない、という感じですね。
現在のところ唯一の金メダル・65キロ級の内柴正人選手も、
準々決勝でしたっけ、終盤まで相手にリードを許していた
危うい試合がありましたよね。その内柴選手は、
客席の奥さん&子供に向けていた笑顔が印象的でした。
最愛の家族が、最大のパワーの源になる、
という感じでしたね。一方で、「ママでも金」を
目指した谷亮子選手は、準決勝で敗れ、
残念ながら銅メダルとなりました。
消極的な攻めで終盤に指導を受けてしまい、
これが敗因に繋がってしまいましたね。
今回の谷選手は、「積極的に仕掛けず、相手の隙を狙う」
という戦法を採っていたようです。
でももともと谷選手は、
昔は結構自分から仕掛けていましたよね。
これはママになってからの体調の変化、
も影響していたのでしょうか?
ただ、5大会連続出場&メダル獲得、という
谷選手の実績には、改めて感嘆せざるを得ないですな。
最初の五輪は16歳、そして現在は32歳‥
長年世界のトップクラスの実力を保っている、
という事実は凄いです。それでもまだ、
現役を続ける意向を示していますからねぇ‥
もっとも、最近の谷選手は、オリンピックの予選など
国内でも敗戦を喫すなどしており、
全盛期よりは衰えているという感は否めないですが‥