村上春樹氏「ノルウェイの森」が映画化

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/07/31/10.html

  • 村上さんの作品は、世界的に人気

村上春樹さんの名作「ノルウェイの森」が
映画化されるそうですね。
とはいえ、まだ映画化されることが決まっただけで、
キャストなどは未定とのことです。
村上さんといえば、ベストセラーを何冊も書いており、
その作品は翻訳されて、世界的にも人気が高いそうですね。
ノーベル文学賞の候補にも挙がっているそうです。
日本のノーベル文学賞受賞者は、
確かまだ川端康成さんしかいないですよね。
その村上さんによる数々の作品の中では、
私はこの「ノルウェイの森」が一番好きですね。
村上さんの作品は、他にも「ダンス・ダンス・ダンス」とか
当時は色々読んだ記憶はあります。

  • 私にとっては、思春期の名作‥(^^;)

その中で「ノルウェイの森」は、思春期待っただ中に読んだ、
切ないラブストーリーということもあって、
印象が強くなっているのかもしれません。
相当昔の作品ではありますが、直子と緑の二人のヒロイン、
未だに名前まで覚えていますね‥(^^;)
個人的には病んでいる(&病みが酷くなっていく)直子よりも、
快活的に見える、緑のほうが魅力的に思えました。
それでも主人公が直子にひかれていくのは、
亡くなった親友の元恋人であり、
見守っていく必要を感じていたからなのでしょうか。
あと、直子だけではなく主人公自身も、
村上さん自身の反映なのか(笑)
繊細というか、精神的にひ弱な感がありましたね。

  • 何でまた今この時期に映画化‥?

繊細な主人公、そして「主人公の親友が自殺」、
「親友の恋人を寝取ろうとする」シチュエーションなどから、
どことなく、夏目漱石の「こころ」を思い出させる
ところがあるかな、と思いました。
「こころ」といえば、毎年夏休み恒例のキャンペーン
新潮文庫夏の100冊」あたりで、
定番の100冊の中に未だに入っていますよね。
また、読書感想文の課題にもあげられたりして、
感想文を書くのに苦労させられたことを思い出します‥(^^;)
あとこの本の単行本は確か、
上巻が赤で下巻が緑の装丁でしたっけ。
これも、書店で見たときは、インパクトがあったな〜と思います。
シンプルなのですが、逆に目をひきましたよね。
でも何でまた今更映画化‥という気もしてしまいます。
ベストセラー当時のほうが、当然話題性は高かったと思います。
また、本書のテーマである「純愛」に関しては、
冬のソナタ」から始まった「韓流」、
日本の作品では、セカチューこと
世界の中心で、愛をさけぶ」がなど、
少し前に盛り上がっていましたよね。
その頃だったら解るのですが‥