「人材マネジメント入門」(はてな年間100冊読書クラブ 39/100)

人材マネジメント入門 日経文庫B76

人材マネジメント入門 日経文庫B76

  • 最近は、「人を育てること」に関心が生じているので‥

MBAなどのビジネスキャリアプログラムには、
マーケティングファイナンスと並んで、
人材マネジメント(ヒューマンリソース)系の
プログラムが組まれています。
私は今までは、マーケティングファイナンス
分野については、ある程度勉強をして来た積りなのですが
人事系の分野については、職務経験も無く、
経験・知識とも手薄な状態って感じでした。
職務経験については、なかなか思うように希望が
通らなかったりもします。しかし、知識を入手することなら
出来るのではないかと思って、この本を手に取る事にしました。
個人的には最近は、「人を教えたり、育てたりすること」に
関心が生じてきていることも影響して
この本を手にとってみました。
私は、中学・高校時代とあまり良い先生に
恵まれなかったこともあって、教師になることなど
当時は考えもつかなかったのですが、
今になって、子供の成長を支え、見守る
教師という仕事のやり甲斐が見えてきたような
感がありますね。自分が知識を得るだけではなく、
自分が得た知識を他人に還元する、
そんな事も出来たら良いなと思っています。

  • 以外に目新しい内容も無く‥まぁ「入門」ですからね‥

さて閑話休題、この本の内容に話を戻します。
タイトル通り、人材マネジメントの基本的な内容を
解説している本になりますね。
ただ、人材を「獲得し、育てる」以外にも
人材を「評価し、処遇する」といった項目もあります。
人事評価については、多くの人が不満を持ったりする
ケースが多く、人事部は恨まれたりして、
割に合わない職業だそうですね‥(^^;)
確かに私も、今までの納得の出来ない評価や処遇を
受けた経験があるため、なかなか冷静になって読むのが
難しいパートでもありました。
ただ、評価=ここ最近メジャーになっている目標評価制度、
処遇=インセンティブ制度など、といった内容であり、
この本の全体的な内容として、
人事系分野の経験が無いような私にとっても、
内容的に目新しい箇所は少なかったかな、
という感がありました。
従って、人事経験者にとっては
当たり前の内容かもしれないですね。まぁ確かに
この本のタイトルも「人材マネジメント「入門」」ですけど。