「四字熟語ひとくち話」(はてな年間100冊読書クラブ 33/100)

四字熟語ひとくち話 (岩波新書)

四字熟語ひとくち話 (岩波新書)

  • コラムよりも意味や由来が知りたかったな‥と

題名の通り、四字熟語に関する本ですね。
1ページに、四字熟語と、その四字熟語に関する
コラムなどが書かれています。
まぁコラムの内容が、ちと年寄りの戯言みたいな感もあり、
それほど楽しいものではないので‥(^^;)
もっとも、最後まで読み通したのですから、
決してつまらなくは無かったと思われますが。
個人的にはその四字熟語の意味とか、由来などを
もっと詳しく書いて欲しかったな、という感じはしました。
まぁそのような四字熟語の意味や由来を書いた本は、
今までに普通に発売されていそうですけどね。
差を出す意味で、著者の独自性が発揮される
本扱いにしたのかもしれませんね。

  • ただ、「日本語検定」受験の役には立ちました

この本を手に取ったきっかけとしては、
先週の土曜日に「日本語検定」という
検定試験を受験してきました。
その「日本語検定」、文字通り日本語に関する検定であり
敬語や文法、語彙や四字熟語などに関する問題が
出題されます。このうち、敬語や文法は
問題の出題形式に慣れれば、それほど難しくはありません。
しかし、語彙や四字熟語の問題に関しては、
逆にこの部分で差をつけなければならないためか、
かなり難しい問題が出題されます。
これら語彙や四字熟語の問題は、考えて解ける問題ではなく、
「知らなければおしまい」です。
そのため、試験に備えて、知識を増やしていく必要があり、
この本を手にとって見たと言う訳です。
本に掲載されていて、私が今まで知らなかった四字熟語
「九牛一毛」が、実際に「日本語検定」の問題として
出題されるなど、それなりに役に立ったかな、という感じですね。

  • まだまだ知らない四字熟語が一杯‥

今まで、四字熟語に関しては、普通の人達よりも
知識はあるほうかな〜なんて自負したりしていましたけど、
この本を読んで、そして「日本語検定」を受験して、
まだまだ知らない四字熟語が一杯あるなぁ‥
と改めて思い知らされた感がありました。
ただ、ひたすら覚えていくだけ、というのは
モチベーションが続かないですなぁ‥
昔に比べて、暗記する能力が確実に落ちている、
という事実は、最近つくづく実感していますから‥
さて、本題のこの本の内容に戻ると、
基本的に面白みのないコラムの中で、
面白かったのは「時空自在」の項でしたね。
この章では、色々なIT関係のカタカナ用語を
四字熟語化しています。
まぁ、カタカナ用語が氾濫している現在では、
さっぱり定着してはいないようですが‥(^^;)
ちなみに上記の「時空自在」は、
ユビキタス」の四字熟語化ですね‥(笑)