船場吉兆が廃業 「のれんで営業、社会的に許されない」

http://www.asahi.com/national/update/0528/OSK200805280006.html

  • 高級料亭でこれだけのインチキが行われていたのでは‥

賞味期限表示の貼り替えや牛肉の原産地偽装
そしてお客の食べ残しの再利用など、
モラルに欠ける事件のてんこ盛りであった
船場吉兆が遂に廃業を表明しましたね。
例えば「宮本むなし」のような、
安さを売りにしている定食店のような店であれば、
「コスト削減のためにはなりふり構わず」
という面が出て来るのは、やむを得ないかもしれません。
しかし、関西の高級料亭の代表格ともいえる
吉兆でこのような行為が行われていたということは、
信じ難いことですし、顧客を全く舐め切った行為ですよね。
私は基本的に、食事に関しては、「美味しければ良い」
というタイプです。今回の事件を経てますます、
有名店への有難みのようなものが、薄れたという感じです。

  • 社長の暴走を誰も止められずに‥

改めて振り返ってみると、偽装や再利用などが
湯木正徳前社長の直接の指示であった、
そして前社長を誰も止めなかった、
というところが、船場吉兆が腐り切っていたことを
如実に表しているかと思います。
廃業によって解雇される従業員は気の毒ですが、
ただ、前社長の行為を生で見ていて、
それを止められなかった従業員は自業自得でしょうね。
また、発覚した時に責任を認めず、
当初は「パート社員が勝手に貼り替えた」などと、
他人の責任にして言い逃れようとしていた、
ここももうどうしようもないという感じですな。

  • 「お笑い記者会見」もありましたね‥

前社長の退任でその妻(吉兆グループの創業者の娘)
湯木佐知子氏が社長に就任しましたけど
(この交代劇もどうかと思います、
夫と妻は一心同体ですから‥
とはいえ、食材の使い回しは社長交替前でしたから、
妻ではなく社長を外部から招聘したとしても、
廃業に到ったかもしれませんが‥)
その佐知子社長と息子の記者会見も面白かったですね、
記者会見中に母の佐知子社長が、息子に対して
何を言うべきかアドバイスをしていましたけど、
その声がバッチリとマイクに拾われていたりして‥(笑)
あれならまだ耳打ちのほうがマシだったかな、
という感じでした。そんな船場吉兆は、
兄弟達が経営する他の吉兆グループからも見放されて、
遂に廃業と相成ったわけですね‥
まぁこれだけお客をないがしろにする、
モラルに欠ける行為が見られては、
廃業もやむなしでしょうなぁ‥