白鵬、相星決戦を制して初場所優勝

  • 不甲斐ない大関陣、横綱二力士の強さが目立つ‥

大相撲初場所の千秋楽は、横綱同士の相星決戦となりましたね。
今場所は、故障していたとはいえ、大関千代大海
初日から7連敗の不甲斐ない有様で途中休場、
その他の大関琴欧州琴光喜魁皇
勝ち越すがやっと、という状態でしたから、
大関陣の不甲斐なさと同時に、
横綱の強さが目立ちましたね。
朝青龍は、謹慎で二場所連続休場ながらも、
その復帰戦で、千秋楽まで1敗ですから、
朝青龍の強さが目立つと同時に、
他の力士とは、やっぱ力量が違うな、
という印象を受けました。
他力士にとって今場所は、朝青龍を倒す絶好のチャンスの
場所であったと思ったのですが‥
まぁ、それをさせなかった朝青龍
横綱としての凄み・本領を見せたと思います。
今場所が終わって、朝青龍は、他の力士達に対して、
「やっぱ横綱は強いな、かなわないな」
という恐れを植えつけることに
成功したのではないかと思います。

さて、その相星決戦は、
なかなか力の入る展開となりましたね。
「モンゴル人力士として、横綱として先輩の意地」
を見せたい朝青龍と、
「同じ横綱として、二場所連続休場の相手には
負けるわけにはいかない」白鵬
どちらも気合が入っており、立会い前の仕切りの
緊迫感はすごいものがありましたね‥(^^;)
もともと朝青龍は、仕切りの場面では
相手を睨みつけたり、派手な動作をしたりして
気合を前面に出すタイプではありましたけど。
ここで相手の気迫に飲まれてしまっては、
その時点で負けが確定してしまいますよね。

  • まぁ「涙の復活優勝」という展開にはならなかったと思いますが‥(^^;)

そして本番の相撲は、一進一退の見応えの
ある相撲となりましたが、最終結果の通り
朝青龍のほうが、土俵際まで攻められたりして
全体的に押され気味の感はありましたね。
また、白鵬の体が、何故だか解らないのですが、
以前と比べて凄く大きく見えました。
平幕・大関の頃は、それほど体格の良い
力士には見えなかったんですけどね。
横綱という地位、そして3場所連続優勝という
実績が、白鵬を大きく見せたのかもしれません‥
そんなお互いの意地の張り合いの結果としてなのか、
最後は派手な上手投げで白鵬朝青龍を下し、
優勝を決めましたね。
まぁ、仮に朝青龍が勝ったとしても、
休場に至った経緯(巡業をサボって
母国モンゴルでサッカーに興じたため、謹慎)、
そして朝青龍自身の性格(笑)も考慮に入れると、
「涙の復活優勝」とか、そういうドラマチックな
展開には、もともとなりそうもなかったですけどね‥(^^;)