「初恋マジカルブリッツ(8) ないしょのトライアングルラブ」(はてな年間100冊読書クラブ 2/100)

  • 戦闘モノからハーレムモノに転換‥?(笑)

今回も引き続き、アルミナがお当番の回ですね。
この「初恋マジカルブリッツ」シリーズ、以前は
悪の勢力との戦闘シーンが、紙面の大半を占めていた巻も
ありました。しかし、次第に登場する女の子の数が
増えたことによって&読者の要望にも応えたのか(笑)
戦闘シーンは、ヴィーゴが退治された後は
ほとんど無くなりましたね(笑)
そして代わりに、増えていく女の子との
ラブラブいちゃいちゃハーレム状態(笑)の
内容が増えてきましたね。まぁ個人的には、
本シリーズは今のこの路線のほうが
いいかなって感じですな(笑)
イラストが「シスター・プリンセス」シリーズで
おなじみ天広直人さんということもあり、
キャラクターに思い入れもし易いですからね。

  • 今までは邪魔物的な感があったアルミナですが‥

さて、本題に話を戻すと、今回は
主人公・鼓太郎を取り巻く女の子の一人である
アルミナが、地獄に連れ戻されそうにする内容でしたね。
使い魔のウルによる連れ戻しは退けるものの、
アルミナの姉であるオルキデーアに対しては、
アルミナは頭が上がらず、危うく連れ戻されそうに
なってしまう‥という展開でした。
アルミナは今までは、そのぶっ飛んでいた行動で
鼓太郎やその恋人の白鳥祈梨ちゃん達を
困らせる事が多かったのですが、
そのアルミナにも、苦手としていたものは
あったんだなぁ、という感じですね。
今まではどちらかというと、アルミナは個人的には
「祈梨ちゃんと鼓太郎の仲を
裂こうとする邪魔者(笑)」
という感が強かったのですが、
今回のストーリーを経て、
「まぁ鼓太郎を取り巻く、ハーレムワールドに
入れてあげてもいいかな」という感じになりました‥(^^;)

  • 登場人物を増やし続ける展開はご勘弁を‥

ただ、鼓太郎としては、恋愛対象はあくまでも
祈梨ちゃん1人だと思われるため、
今後いたずらに登場する女の子を増やすのは
いかがなものか、という感じですね。
最後には結局悲しい思いをする女の子が
増えるだけですよね。
また、同じようなハーレム系(笑)の題材である
漫画の「いちご100%」のように、
新キャラを登場させることによって
ストーリーをいたずらに長引かせるだけ、
という展開は勘弁して欲しいものです。
そして、主人公があまりにモテモテになり過ぎると、
男性読者としては見ていて腹立たしくなりますよね‥(笑)
特に本シリーズの主人公の鼓太郎は、
一見冴えない風貌の高校生でありながら、
「実は魔力を持っていて、その眼(瞳)を見てしまった
女の子は、鼓太郎のことを好きになる」という
一種理不尽な設定がされているだけに‥(^^;)