「女は見た目が10割」(はてな年間100冊読書クラブ 143/100)

女は見た目が10割 (平凡社新書)

女は見た目が10割 (平凡社新書)

  • ベストセラーにタイトルをあやかって、二匹目のドジョウ狙い?

少し前に「人は見た目が9割」という本が
ベストセラーになりましたけど、
タイトルをその本にあやかって(笑)いますね。
少々安直かな、という感じもします。
ただ内容的には、男性が美人に弱いといった
見た目論や美人論ではなく、
「女性は何故化粧をするのか」というテーマが中心の
「化粧論」になっていますね。
私のような男性にとっては、あまり縁の無い分野なので、
なかなか興味深かったです。

  • 女性は男性よりも「見た目」を要求されて‥

女性は男性よりも「見た目」を要求されるため、
熱心に化粧を試みますが、女性にとっては、
化粧をする(=キレイになる)ことは
楽しくもあり苦しくもあるそうですね。
必ずしも男性の目を引くためだけではなく、
自分がキレイになりたいという
前向きの姿勢も強いんだな〜という感じですね。
もっとも、自分から進んで化粧をする一方で、
「美しいことは正しい」・「女性である以上、
化粧をするのは当たり前」といった
社会の風潮に流されているケースもあるようです。
まぁ、ここは女性達の自身の
気分の持ちようによって、
大きく左右されるんでしょうね。
「化粧に時間とお金をかけて、もっとキレイになりたい」
と思う人もいれば、「スッピンで構わない」
と考える人もいるでしょうから。

  • でもやっぱ、キレイで美しいほうが良いなぁ‥

化粧は女性の礼儀とも言われている中で、
女性同士の絆があり、また反発もあったりして、
やっぱ化粧をするのも大変なんだな、
という感じですね‥(^^;)
まぁ私が男性だからなのでしょうけど、
やっぱキレイで美しい女性のほうが良い、
と思ってしまうのは当然の性なんですよね‥
また、化粧業界の企業の販売戦略を
解説したりする部分もありました。
マーケティングの対象は、十代から二十代が
メインですけど、働いていない十代の学生さんは
お金をそれほど持っていないため(^^;)
マーケティング的には、十代を対象にするのは
あまり効果的ではないそうですね。