「日本一メルセデス・ベンツを売る男―ザ・トップセールス 吉田満の販売術」(はてな年間100冊読書クラブ 139/100)
日本一メルセデス・ベンツを売る男―ザ・トップセールス 吉田満の販売術
- 作者: 前島太一
- 出版社/メーカー: グラフ社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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- ベンツのNo.1セールスマンの、セールスの極意は‥
トヨタ自動車が新ブランド「レクサス」を引っさげて
高級車市場に乗り込んできたとはいえ、
まだまだ高級車の代名詞という牙城を保っているのが
「メルセデス・ベンツ」だと思います。
そのベンツのNo.1セールスマンの
セールスの極意を記した本ですね。
この本は、先日読んだ「積水ハウスの口ベタの田中さん」の本と
同じようなイメージを受けました。
ベンツも住宅も、頻繁に買うようなものではないため
(また、そう沢山売れる訳ではないため)
一度「買ってくれる」と見込んだお客さんに対して、
しっかりとアプローチをすることにより、
買って頂くように仕向ける事が重要です。
従って、一見過剰に思える顧客サービス等
住宅の田中さんとベンツの吉田さん、
セールス方針は似ていますよね。
- ダメ社員からトップセールスマンへ、その軌跡も‥
ただ、今回の吉田さんは、海苔問屋のボンボン育ちであり
就職もコネの上、就職してからも暫くの間は
ダメ社員振りを発揮していたりしている
様子が描かれたりしています。
ダメ社員からトップセールスマンにのし上がった軌跡、
というのはなかなか読み応えがありましたね。
また、人間どこに天職が転がっているのか解らない、
という点で、若手社会人諸氏には
希望の持てる内容ではなかったかと思います。
ただ、ベンツと言う車は当然高収入層が顧客であり、
お客さんの話に合わせるためには、
知らずに相槌を打つだけではダメであり、
自分もブランド品などの高級品を使用して、
きちんと話が合うようにしないといけないそうです。
これはまさに「自分への投資」って感じですな。
- ベンツを購入するお客さん、羽振りのよさは違いますね‥
私は現在事務職で、営業系の仕事とは縁が薄い
こともあり、上記の自分への投資の様子など、
なんだか異次元のような感を受けました‥(^^;)
真似出来ないというか、仕事の仕方が全然違いますね。
まぁ私にとっては、吉田さんや田中さんのように
お客様に対する奉仕は出来そうにも無いので(笑)
営業は務まらないなぁ‥と思います。
まぁ、さすがベンツを購入するだけあって、
この本に出てくるお客さんは、
型破りな方が多いですな‥(^^;)
バブル時代のセールスの様子もあり、
金持ちはお金の使い方が違うな〜と
実感させられました‥