日本シリーズ第5戦 中日1-0日本ハム(はてなプロ野球’07)

  • 終戦の先発は、山井投手さてその最終戦となった第5戦ですが、

見ていてハラハラドキドキの、痺れる試合となりましたね。
後が無い日本ハムは、第1戦で中日打線を
完璧に封じ込めたダルビッシュ有投手が先発でした。
対する中日は、ポストシーズン初登板となる
山井大介投手を起用してきました。
山井投手はCSシリーズの巨人との第1戦に
先発とも言われていました。
その第1戦は、奇襲攻撃と言われた
左腕・小笠原孝投手が登板して好投したため、
結果山井投手のCSシリーズにおける登板はありませんでした。
そのため山井投手は暫く実践から遠ざかっており、
正直半信半疑って感じでした。
前日の小笠原孝投手が先発した第4戦のように、
早めの継投になるのかな、という予想をしていました。

  • その山井投手、抜群の内容で日本ハム打線を封じます

しかし山井投手、エースのダルビッシュ投手と
互角以上の内容を見せてくれましたね。
「この日勝つためには、1点でも良いからまずは先取点を取って、
ダルビッシュ投手を焦らせる事が必要」と思っていたのですが、
その先制点を弱冠19歳の平田良介選手の
犠牲フライによって取る事が出来ましたね。
結果的にダルビッシュ投手を焦らすことは出来なかったものの、
この1点が貴重な貴重な、虎の子の1点となりました。
1点を先取して以降は、第1戦に引き続き
ダルビッシュ投手に抑えられましたね‥
やっぱ良いピッチャーですな‥
そのダルビッシュ投手を上回る勢いで、
中日の山井投手も好投が続きました。

なんと8回まで、ヒットどころかランナーすら出さない
完全試合ペースの見事な内容でした。
これは見ていて唖然とする展開でしたね。
最少得点差というところも、
緊迫感が次第に高まってくるなぁ〜という感じでした。
普通であれば、ヒット一本打たれても
「あぁ完全試合の夢は立たれたけど、
この試合を勝てば日本一、それでOK」という感じなのですが、
1点差では、ランナー一人出たとしても侮れないですからね‥
そんな9回の表、なんと落合監督は山井投手を降板させ、
抑えの切り札の岩瀬仁紀投手を投入してきましたね。
球場のスタンドも騒然としたそうですが、
私もテレビを見ていて「えぇ〜っ‥」という感じでした。
1点差とはいえ、ここまで来たら日本ハム
下位打線に回っていることもあり、
とりあえず山井投手続投、万が一ランナーがひとりでも出てしまえば、
山井投手も気落ちしているだろうから交替、
という流れかなと思っていたので‥
まさに「落合監督、非常の采配」って感じでしたね。

  • 岩瀬投手は、プレッシャーに負けずに締めて‥

私のような中日ファンでも、一時は「ええ〜っ‥」という感じでしたから、
普通の野球ファンからしてみればブーイングしたくなるのも、
まぁ当然のような気がします。
まぁ、私の場合は、後から冷静に考えれば、
「日本一を達成するためには、最善の策だったな」
と思う事が出来ましたけど。ただ、登板する岩瀬投手には、
普段以上の物凄いプレッシャーが
かかってしまったのではないでしょうか。。。
そんな中で、いつも通り平然と抑えてしまう岩瀬投手は
やっぱ凄いな、と思いました。ただ、最後に色々ありましたが、
念願の日本一おめでとう&感動をありがとう、ですね。
日本シリーズのMVPは、今季は育成選手から
這い上がった中村紀洋選手でしたが、
そのインタビューもなかなか良かったですね。
昨年末から今年初めまでの宙ぶらりんの時期の
苦悩がしのばれてちと涙ホロリモノって感じでした。
入団当初は、他の選手達の目が厳しかったんだろうなぁ‥きっと