セ・リーグ クライマックスシリーズ 第2ステージ第3戦 中日4-2巨人(はてなプロ野球’07)

  • 第2ステージは3連勝で一気に勝ち抜き!

クライマックスシリーズの第2ステージは、
中日ドラゴンズが巨人を3タテして、
一気に勝ち抜きを決めましたね。
これで中日はクライマックスシリーズ
入ってから5連勝、一度も負けることなく
最短で日本シリーズ進出となりますね。
まぁ、球団側の営業面ではマイナスでしょうけど(^^;)
投手に負荷をかけずに済みましたし、
良かったのではないでしょうか。
しかし、シーズン中は巨人や阪神
ずっと最後まで首位争いをして
最後に競り負けていた中日ですが、
このクライマックスシリーズでは、
その巨人や阪神を完璧に叩き潰したとは言っても
過言ではない内容でしたよね。
このあたりは、やっぱ短期決戦の恐ろしさ
というものを感じてしまいます。
巨人や阪神は、実力的には中日とは
大差は無いものの、このシリーズでは
本調子が出る前に敗れ去った、という感じでしたよね。

  • 中田投手の気迫溢れる投球内容が、光った一戦でした‥

この日の第3戦は、先発の中田賢一投手の
気迫ある投球内容が光った一戦であったと思います。
中盤、李承菀選手相手に内角攻めで危険球っぽい
内容の投球があり、すわ乱闘に発展するかもしれない
一食触発の状態の場面がありましたけど、
そこで臆することなく李選手を再度の内角攻めで
三振に斬って取った場面は、
見ていて鳥肌が立ちましたね‥
「度胸あるなぁ」といった感じでした。
その後も、二岡智宏選手を三振に取るなど
この場面で追加点を許さなかったこと、
ここはこの試合のポイントであったと思います。

  • この日もまた、ウッズ選手の一発で決まる

打線のほうは、この日は基本的には
巨人投手陣に抑えられて、
あまりチャンスはありませんでしたね。
しかしその中で、主砲のタイロン・ウッズ選手が
またまたホームランで試合を決めてくれました。
先日の第1戦のときにも書きましたけど、
このクライマックスシリーズ第2ステージの開幕前には
ウッズ選手はあわや亀田一家になりかねないような
大言壮語をしていましたけど、
その大言を、言葉だけには終わらせずに
見事に実行してくれましたね‥
この日の先発は高橋尚成投手でしたけど、
ウッズ選手と高橋投手、そして東京ドームといえば、
昨年の中日が優勝を決めた試合の
延長戦の満塁ホームランが思い出されますが
1年後にその場面を再現した、という感じでしたね。
そして7回の表には、このシリーズでは
まさに確変中という感じの谷繁元信捕手の
ホームランで貴重な追加点をあげました。
谷繁選手は、今シーズンはセ・リーグでは
打率が最下位に終わったのですが(^^;)
このシリーズでは驚く位に打ちまくりましたよね‥

  • シーズン中とは違い、先発から直接岩瀬投手へ

ただ、この後の日本シリーズに向けて
気になることとして、中継ぎ陣の不調がありますね。
嘗ての中日の試合展開は、先発投手を早々と見切って
中継ぎ-抑え投手を登板させる、という
現在の阪神タイガースのような試合をしていました。
しかし今年はずっと中継ぎ陣が不調ということもあり、
このシリーズでは、「先発投手をギリギリまで
引っ張り、そして抑えの岩瀬仁紀投手に直接繋ぐ」
というパターンに替えてきましたね。
その結果、岩瀬投手が8回の半ばから登板、
抑え投手の基本パターンである1回以上
投げることになっています。
そしてこのシリーズは3連投ですからね‥
岩瀬投手にかかる負担が気になります。

  • 朝倉・山井投手の試合勘は大丈夫‥?

また、第1ステージ・第2ステージとも
全勝で最短試合で切り抜けてきた訳ですが、
その結果、使った先発投手が限られていましたね。
川上憲伸投手・中田投手が2回、
そして初戦の奇襲・小笠原投手が1回となりました。
その初戦の登板が予想されていた、
朝倉健太投手や山井大介投手は
クライマックスシリーズでは
全く登板がありませんでしたね。
クライマックスシリーズは最大3戦&5戦でしたけど、
この後の日本シリーズは最大7戦となるため、
今回投げた3人では足らないと思います。
登板の無かった朝倉投手や山井投手の
試合勘が戻るのか、気になるところですね‥
ここ数年、日本シリーズでセ・リーグのチームが
パ・リーグのチームに完敗を続けている
理由の一つとしてに、「クライマックスシリーズ
(昨年まではプレーオフでしたっけ)の無い
セ・リーグのチームは、日本シリーズの開幕まで
日程が空いてしまうため、日本シリーズ
試合勘が取り戻せなかったから」という理由が
あげられていますから‥
その「試合勘が戻らない」点は、
セ・リーグ優勝チームの巨人が
今回完敗した原因の一つともされていますよね‥