セ・リーグクライマックスシリーズ 第2ステージ第1戦 中日5-2巨人(はてなプロ野球‘07)

  • 中日の先発は奇襲?小笠原投手‥

セ・リーグのクライマックスシリーズ
昨日から始まった第2ステージの初戦は、
中日ドラゴンズがまず先勝しましたね。
初戦の先発は、巨人は現在のエース・内海哲也投手を
起用してきましたが、中日ドラゴンズの先発は
なんと大方の予想を裏切って、小笠原孝投手でした。
「左バッターをずらっと並べてくる巨人打線の
裏を書いた起用だ」という話もありましたけど、
私が最初に聞いて思ったのは、
先日の「孫子の兵法」でしたね(笑)
「敵の一番手強い相手には、一番ダメな
持ち駒をぶつける(笑)」というものです。
落合博満監督は、この試合を捨て試合と
決めていたのかな‥」とも思ってしまいました。
小笠原投手は、阪神タイガースとの
クライマックスシリーズ第1ステージの第2戦で
中継ぎとして登板していましたから、
ここでの起用はやっぱ奇襲作戦だったのでしょうね。

  • 満塁のチャンスを2度逃し、3度目の正直でなんとか‥

ただ、巨人打線は高橋由伸選手や
小笠原道大選手、李承除エ選手など
もともと主軸に左バッターの多い打線であり、
彼等が左ピッチャーの登板で
先発メンバーを外れることは通常考えられないため、
奇襲とはいっても、それほど効果は無いのかな、
という感もありました。
その小笠原投手、ランナーを出しながらも
巨人打線に得点を許さなかったですね。
一方の中日打線は、1回・2回と連続で
満塁のチャンスを作るも、得点出来ません。
立ち上がり悪かった内海投手を攻め切れなかったですね。
先日の阪神との第1ステージでは、
序盤にホームランが飛び出し、効果的に得点出来たものの、
この日の試合は、シーズン中のいつもの得点力不足の
ドラゴンズに戻ってしまったような感がありました。
しかし「3度目の正直」という感じで、
3回の表の満塁のチャンスに、谷繁元信選手が
当たりは良くなかったものの、タイムリーを放ち
まずは2点先制です。さすがに満塁のチャンスを
3度も逃せば、勝利の女神はそっぽを向いてしまう
筈なので、この日の試合のポイントとなる
一打であったと思います。

  • 継投策は、岡本投手に一抹の不安が‥

そして4回の表には、東京ドームを得意としている
主砲のタイロン・ウッズ選手がツーランを放ち
追加点をあげましたね。ウッズ選手は試合前は
「この球場では50%の力でもホームランを打てる」
と豪語していました。
大口叩きは亀田一家のようになりかねないのでは、
という感じもしていましたけど、
ウッズ選手の場合は、有言実行してくれましたね。
先発の小笠原投手は5回で降板、
その後は継投策で巨人の反撃を抑え、
最後は抑えの切り札・岩瀬仁紀投手が締めましたね。
もっともこの日は、岩瀬投手につなぐ役目の
セットアッパーの岡本真也投手が
残念ながらダメダメな投球を見せ、
こはちと不安要素ではありますな‥
岡本投手では昨年までの日本シリーズでも
あまり良い内容を残しておらず、
こういう短期決戦には不向きなのかな、
という気もしてしまいますね‥
まぁ今季はシーズン中も悪かったですが‥(^^;)
福岡ソフトバンクホークスの斉藤和己投手や
中日の山本昌投手なども
「短期決戦に弱い投手」として有名ですが‥

一方、パ・リーグのクライマックスシリーズ
セ・リーグよりも一足先に第2ステージの
終戦でしたね。北海道日本ハムファイターズ
ダルビッシュ有投手、そして千葉ロッテマリーンズ
成瀬善久投手という、両エースの投げあいとなりました。
この二人はパ・リーグの防御率
No.1(成瀬投手)・No.2であることもあり、
まさに最終決戦にふさわしい顔あわせでしたね。
投手戦の展開になるかと思われましたが、
実際は意外な展開となりましたね。
シーズン終盤から不調が続いていた、
日本ハムセギノール選手に貴重な3ランが飛び出し
なんと成瀬投手がKOされてしまいました。

  • この大一番で、同一リーグチーム相手に初黒星‥

一方のダルビッシュ投手はロッテ打線を抑えて
日本ハムが6-1でロッテを下し、
クライマックスシリーズを勝ち抜いたと同時に、
日本シリーズの出場を決めましたね。
成瀬投手は、今年パ・リーグのチーム相手に
初黒星だそうです。考えてみれば凄いことですよね
‥でもこの大一番ですから、
本人はさぞ悔しいことと思います。
また、不調のセギノール選手に
火をつけてしまったということで、
今後の日本シリーズは要警戒ですな。
外人は当たりだすと止まらない、といった感があるので‥
う〜む、中日ドラゴンズの悲願の日本一にむけて
また大きな壁が立ちはだかりそうな感じです‥