「日本の政治がよくわかる本 ポケット図解」(はてな年間100冊読書クラブ 110/100)

 

  • 民主党圧勝」はマスコミの誘導‥?

標題の通り、「政治についてよくわかる本」に
仕上がっていますね。政治については、
新聞やテレビなどの各種マスコミの報道によって
理解を深める事が出来ます。しかし、
今回の参議院議員選挙のように、
選挙前に散々「自民党惨敗予想」が流されて、
実際に選挙の結果がマスコミの思惑通りに
なったりするのを見てしまうと、
「今回の選挙で民主党が圧勝するように、
マスコミに誘導されていたのではないか」
という思いも拭えないですね。
まぁ今回は、消えた年金問題や
赤城農水相の事務所費問題に加えて
久間前防衛相の失言など、自民党が自ら
墓穴を掘ってしまった面も多かったとは思いますが。
ただ、マスコミで流される報道を
鵜呑みにするのは危険だと感じています。
そういった感じになって「もっと政治のことを
知りたい」と思った時に役立つ本って感じですね。

  • この一冊で、つかみはバッチリ‥かな?

まぁ私は政治については、全くの門外漢と
いう訳ではないと思っていますけど、
記載内容の解り易さについては、
この本はよく出来ているって感じですね。
国会や政党、選挙の仕組みなどが
解り易く説明されています。
そして、それらの仕組みについて、
「国会に2世議員が多い理由」や
1票の格差」など、一般の読者が
気になるであろう点について解説を加えてありますね。
また、上記のような既に周知の事実ではなく、
郵政解散小泉劇場が成功した理由」など、
著者独自の解説を加えている箇所もありますね。
手軽に、興味深く読める本では
無かったかと思います。小選挙区制の導入により、
自民党の派閥が力を失ったこと、
その結果としての「郵政民営化選挙」が成功した、
って感じのようですね‥