安倍晋三首相、辞任表明

  • 所信表明演説を行い、給油の継続を確約しながら辞任というのは‥

今更ですが、安倍晋三首相の突然の辞任表明には
驚かされるものがありましたね。
7月末の参議院選挙惨敗後には
党内外からの批判にもかかわらず早々と続投を表明し、
そして改造内閣発足、所信表明演説も済ませて、
このまま居座る気満々かと思えたのですが、
あっさりと首相の座を投げ捨ててしまいましたね。
海上自衛隊の給油活動の継続をアメリカに確約して、
「不退転の決意で」国会に臨むと宣言しておきながら
あっさり前言を翻してしまいましたよね。。。
内閣総理大臣という重責にある立場だけに
個人の信用だけではなく、日本という国家全体に対する
信用を失いかねない一連の言動であったと思います。
しかし、どうせ辞めるのなら
参議院選挙惨敗直後だと思うのですが、
何故このタイミングなのでしょうか‥
赤城徳彦農相を参議院選までは、かばい続けながらも、
選挙惨敗後にはあっさり罷免してしまう行動といい、
安倍首相は「空気が読めないな」という感じが
してしまいますね‥

  • 首相になったタイミングが悪かったかな‥

ただ、個人的には、安倍首相に対しては
少々気の毒な感じもしてしまいました。
郵政民営化反対候補に刺客を送り込むなど、
カリスマ的なパフォーマンスを見せて
任期中終始人気の高かった、
小泉純一郎首相の後釜であったことは、
やっぱプレッシャーがあったかと思います。
そして、上記の赤城農相や、「ナントカ還元水
発言の挙句自殺してしまった松岡利勝農水相
「しょうがない」発言の久間章生防衛相といった
閣僚の相次ぐ失策で足を引っ張られた面もありました。
(まぁここは、彼らを任命した首相の見る目の問題も
ありますが。)加えて、社会保険庁の年金詐欺などの問題は
たまたまこの時期に噴出しただけであり、
安倍首相は不運だったと思います。
もし小泉首相時代に発覚していたら、小泉政権が崩壊して、
郵政民営化も今頃無かったのかもしれないですからね。
そんな感じで、「最後まで空気が読めなかったな」
と思いつつも、私はさほど安倍首相に対する
嫌悪感はないですね。お坊ちゃま育ちだからか、
人あたりは良さそうで、物腰とかもソフトでしたから。
若くして首相の座についたものの、
「タイミングは悪かったかな」いう感じがしました。
色々参っていたようであり、
辞任発表後入院してしまいましたけど、
また政治家として・首相の座に向けて
「再チャレンジ」するのも面白いかも‥(笑)

そんな安倍首相の後任ですが、小泉前首相の退陣時に
安倍首相のライバルと目されていた、
福田康夫官房長官が有力のようですね。
ローゼン麻生こと(笑)麻生太郎・前外相が
最初に名乗りをあげましたが、
「反麻生」勢力が結集して、福田氏を擁立したようですね。
しかし、福田氏といえば、安倍さんとの総裁選時には
敗色を悟って?立候補せず戦わずに不戦敗でしたよね。
なんだかその態度が男らしくないというか、
頼りない感じもしてしまいます。
今回も、自ら名乗りは上げずに、
「周りから推されて」ようやく立候補に
踏み切った、という感じですからね。。。
負け戦をするのではなく、「勝つ見込みが立った時に」
初めて戦に挑むという、腰の重さというか
ずる賢さが見え隠れしますよね。
いあ、私がオタクだから、麻生氏に親近感が
あるって訳ではないですよ(笑)
麻生さんは「アルツハイマーでも解る」といった
失言がありましたよね、あの発言は、
アルツハイマー病患者の世話をした事がある人なら
絶対に口に出せない言葉だと思いますから‥