世界陸上 女子マラソン

  • 異例の早朝7時のスタート、選手に戸惑いは‥?

日曜日まで大阪で開催されていた世界陸上
私はあまり興味が無かったこともあって、
ほとんど見ていなかったのですが、
日曜日の朝に実施された女子マラソン
途中から見ていました。
先日には40度越えもあった、
真夏の日本での開催ということもあって、
暑さを避けるために、
早朝の午前7時にスタートなのですね。
普段のレースとは違って、選手達も調整が大変ろうなぁ、
と思います。起きたばかりの寝ぼけ眼状態では
走れないでしょうし、とはいえ徹夜などしては、
体力が持たないでしょうから。。。

  • 終盤まで混戦も、ベテラン・ヌデレバ選手が優勝

もっとも7時からマラソンをずっと見ていた訳ではなくて、
日曜朝の恒例「Yes! プリキュア5」は
しっかり見ていたりしたため(笑)本気で見始めたのは、
9時過ぎからでしたね。出発から2時間が経ち、
ここからが勝負所・見所という感じでしたね。
この日のレースはペースが遅めに推移したためか、
終盤まで先頭集団が一団のままでしたね。
ケニア勢3人・中国勢2人・日本勢2人と、
団体戦のような様相を呈していました。
集団の人数が多いため、スペシャルドリンクを
取り損ねる選手も多かったのですが、
同国の選手が取り損ねた選手に飲み残しを
渡すなど、チームワークも見られましたね。
そんな混戦のレースを制したのは、ケニア勢の一人・
ヌデレバ選手でした。ベテランランナーで
今年35歳になるそうです。とはいえ
そんな歳を感じさせない強さでしたね。
途中までは先頭には立たずに、先頭集団の後ろで
じっとチャンスをうかがい、そして終盤で
揺さぶり抜け出すというレース振りがお見事でした。
他の選手にとっては、道中は集団の後ろにいる
ヌデレバ選手の姿は見えない事が多く、
前にいる選手にとっては「いつ仕掛けてくるのか」と
疑心暗義に陥りそうですよね‥
走っている選手にとっては、前方の選手は見えますが
後方にいる選手は見られないので‥

日本勢では、土佐礼子選手が3位に入り、
銅メダルを獲得&北京五輪の出場切符を手にしましたね。
終盤先頭集団から離されて4位に落ちますが、
そこから粘り腰を発揮して3位の選手を抜き去りましたね。
土佐選手といえば、アテネ五輪の代表選考レースで
同じような終盤の追い上げを決めて優勝を決めて、
その結果五輪代表の座をゲットし、高橋尚子選手が
涙を飲んだ‥というエピソードもありましたね。
2時間以上走り続けて疲労は極限に達しており、
そんな状況で先頭集団から離されると
気力がガクッと萎えてしまいそうなのですが、
そこで諦めずに逆にパワーアップ出来る、
土佐選手の精神力は凄いなと思いました。
この粘り腰は、持久力勝負になる
ラソンに向いているんでしょうね。
日本人選手ではもう一人、嶋原清子選手も
先頭集団で終盤まで頑張っていましたね。