「日本《島旅》紀行」(はてな年間100冊読書クラブ 96/100)

日本《島旅》紀行 (光文社新書)

日本《島旅》紀行 (光文社新書)

  • 日本各地の離島について取り上げて

著者が魅せられた、日本各地の離島について
取り上げられていますね。離島というと、
どうしても交通が不便なため、
なかなか簡単には行くことは出来ないですよね。
そんな離島の魅力が一杯詰まった本に仕上がっていますね。
離島では船の便が限られているため、
著者が待ち時間を所在無さげに過ごすところや
その待ち時間に地元の気さくな
おじいさん・おばあさんと仲良くなるところなど、
田舎の人情の素朴さが窺えて
微笑ましいって感じに仕上がっていますね。
正直文章自体に印象に残る箇所は少ないのですが(^^;)
島旅の楽しさや、のんびりとした様子は伝わってきます。
また、過疎化が進む現実などもしっかり捉えています。

  • 暮らすのはともかく(^^;)また島旅には出たいな‥と

私も、旅行で行くのならともかく、
島で暮らすとなるとちょっと微妙かも‥と思ってしまいますね。
もちろん、実際に島で暮らしている人は
その暮らしを楽しんでいる訳ですが。
大自然の恵み、美味しい食べ物など
島旅の魅力が盛り沢山に織り込まれています。
私も数年前、沖縄の離島に行き
離島の魅力に取り付かれたクチなので、
この本を読んでいると、また旅に出たくなりました。
もっともこの本に取り上げられているのは、
地元の人でもよく知らない(=渡ったことのない)島や
定住民がいない半ば無人島のような島まで
取り上げられており、こういう本を書くだけあって
かなりマニアックって感じもしますよね‥(笑)
旅行に出ると、どうしてもスケジュールに追われがちな
日程を組んでしまうのですが、
たまにはのんびりと島旅というのも良いですよね。