「一冊の手帳で夢は必ずかなう」(はてな年間100冊読書クラブ 75/100)

一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法

一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法

  • 夢をかなえるには「手帳に書いて常に持ち歩く」ことが大事

いわゆるIT長者の一人に数えられると思われる、
GMO熊谷正寿社長の著書ですね。
熊谷さんが「会社を立ち上げる」
という夢を実現した過程が、
この本の中には書かれています。
もちろん強い意志を持つことも大切ですけど、
題名にもあるとおり、「手帳に書くこと」によって、
夢を「形にして」強く意識させることが
大事だとしています。そして夢をかなえるための
計画を立てることや、書いた手帳を常に持参して
意識し続けることなど、(=いつも夢と一緒)
著者が強い意志で夢を追い続けていた事が
伺えるって感じの本でしたね。
また、ここが凡人と成功した人の差なのかな、
と思ったりもしました。色々な夢に向かって
日々努力をしている人は多いかと思いますけど、
ここまで「意識している」ケースは
少ないのではないかと思います。

  • 著者の経営者としてのスタンスもありますね

著者にとっては、手帳は仕事や時間を管理するための
ものではなく「夢や人生をマネジメントするもの」
だそうですね。ただ、この本の中には
具体的な手帳の書き方とか、そういった例示は
あまり見られなかったかな、と思ったりしました。
手帳の使い方を指南する本ではなく、
「夢をかなえる方法」を教えてくれている、
そんな感じの本かなって感じですね。
また、「夢を実現するために手帳を使う」
という点だけではなく、時間の使い方などの
著者の仕事術の知恵も盛り込まれています。
時間を有効に使うこと、また経営者として
社員を鼓舞する方法や「勝ちを取りに行く」
姿勢なども取り上げられています。

  • 夢を持っている若い人に読んで貰いたい本ですね‥

意外だったことは、IT長者の著者も、
意外にも新聞を重要視していて、
記事の切り抜き等をしている、
というところでしたね。IT長者であれば、
ニュース等は全てネットから入手して、
もはや新聞など読まないのではないか、
というような先入観がありましたから‥
まぁそういえば「手帳に書く」という行動自体
IT長者らしくないって感じはしますよね‥(^^;)
普通なら電子手帳を使いこなしていそうですから。
そういう意味で、ホリエモンあたりとは違って、
「地に足がついている」意外と昔気質の
経営者だな、という感じがしました。
この本は、私のようなもはや中堅に入った
サラリーマンではなく、若手社員や
就職活動を控えた学生さんあたりに
読んで欲しい本だな、という感じがしました。
「夢は実現に向かって追い求めていくもの」
ってところでしょうか。