「初恋マジカルブリッツ(7) もっと大好き、してください!」(はてな年間100冊読書クラブ 69/100)

  • アルミナの下僕が登場して‥

今回は、地獄でアルミナに仕えていた
下僕のウルが新キャラとして登場しますね。
しかし当のアルミナは、主人公の鼓太郎と
その恋人の祈梨ちゃんとの「3P」を夢見て(笑)
二人のそばを離れようとしません。
そんなアルミナをウルは地獄に連れ戻そうとして、
色々な企みを実行するのですが、
その結果として鼓太郎達はとんでもない展開に
巻き込まれてしまう‥という感じのストーリーでした。
下僕がご主人様への奉仕の仕方を
勘違いしてしまっている‥というのは、
鼓太郎と鈴蘭とのケースに似ている感もありますね。

  • マジカル戦闘シーンから、ラブコメギャグ路線へ転換?

祈梨ちゃんが魔法を使えるようになりたいと願い、
そこに鈴蘭がちょっかいを出しておかしくなったり、
あるいは恋丸(男キャラ)が鼓太郎への愛に目覚めたり
(鼓太郎が宿している、リリスの影響ですけどね‥笑)
と、ドタバタギャグコメディーの様相を呈してきていますな。
この「初恋マジカルブリッツ」シリーズは、
以前の(第1部とも言える)ヴィーゴ編の戦闘シーンが、
読者には不評だったためなのか?(^^;)
「マジカル」要素から来る戦闘モノから、
いつのまにかラブコメギャグ路線に転向しているかな、
という感じがここ最近ではしてしまいますね

  • 新キャラが増えすぎると、既存キャラの存在感が‥

また、下僕のウルにメイド服を着せるなど、
最近のトレンドを意識した(笑)
ストーリーになったりもしていますね‥(笑)
しかしタイトルの「もっと大好き、してください」は
あまりに露骨過ぎ・狙い過ぎているタイトルだよな〜
という感じもしてしまいますね‥(^^;)
ただ、ここ最近は祈梨ちゃんと鼓太郎の関係では
魔法が絡んだりしたりして、
純粋なラブラブシーンはあまり見られないのが
少し残念って感じです。
魔法で大胆になっている祈梨ちゃんは、
やっぱ本当の祈梨ちゃんでは無いな、
という気がしてしまいますから。
また、あまりに新キャラが増えすぎると、
これもまた祈梨ちゃんと鼓太郎とのシーンの
減少に繋がっていってしまいますよね‥
このあたりはラブコメのストーリー構成の
難しさという感じでしょうか。
新キャラを入れて新鮮さを出して
マンネリ打破を図るのか、
それともマンネリでも良いから
人気の高いキャラ頼みの路線を続けるのか‥