「出会いをドラマに変える2分の法則 第一印象の心理術」(はてな年間100冊読書クラブ 67/100)

出会いをドラマに変える2分の法則―第一印象の心理術

出会いをドラマに変える2分の法則―第一印象の心理術

  • 第一印象は2分で決まってしまいます‥

「人の第一印象は2分で決まる」と結論づけて、
その2分間で「何をして何を伝えるのか」
ということを解説してある本ですね。
まぁ2分はともかく、人の印象は
第一印象でほとんどが決まってしまうというのは
事実だと思うので、「第一印象を良くしたい」
というのは、私も常々思っていました。
やっぱ好印象を与えるに
こしたことは無いかなって感じですからね。

  • アンニュイさを出して、「もう一度会いたい」と思わせること

この本によると、人間のタイプは
雅楽・ゴスペル・フラメンコ」の
3タイプに分けられるとのことです。
このうち、「もう一度会いたいと思わせる」
タイプは、フラメンコタイプとのことですね。
そのフラメンコタイプは、自分の事を最初に全部
明かさないというか、謎(=アンニュイなところ)を
残しておいて、「もう一度会いたいと思わせる」
という感じですね。
一方であたり障りの無い雅楽タイプは、
対面のその場は無難にこなすものの、
無難な分印象には残りづらくて
「もう一度会いたい」とは思えないようです。
なるほど、このあたりは心理学を基にした
人との対面のテクニックって感じですね。
この本の著者は、心理学の学会の賞を
最年少受賞しているとか、優秀な学者さんなんですね。

  • その2分間に対する準備も‥

また、最初の2分間に対する準備も
しっかりと必要とのことです。
「アンニュイ」になれるような準備とか(笑)
また、「外向的」になることも必要だそうですけど、
この「外向的」は一般的な「外向的」とは違って、
「物事の判断基準を、自分の外に持つ」
ということだそうですね。
「相手の立場に立って考える」こととのことです。
という感じで、なかなか面白い内容だなって感じの本でした。