一昨日の大河ドラマ「風林火山」 第22話「三国激突」

  • 久しぶりに駿河・今川家が登場

久しぶりに駿河の今川家が登場しますね、
晴信による父・信虎の追放以来でしょうか。
その信虎の姿は、この日の放送内にはありませんでしたね。
その今川家は、隣国・北条攻めに力を貸してほしいと
武田家に申し入れて来ましたね。
ただ、武田家と北条家が直接敵対している訳ではなく、
得るものの少ない北条攻めを回避したいと
晴信そして山本勘助内野聖陽)は考えたようですね。
そして今川家の軍師・雪斎も久しぶりに登場します。
しかしこの雪斎、腹黒っぽさが満々、という感じですな(笑)

  • 勘助を嫌う義元と、温かく迎える氏康

この過程で、勘助は旧知の今川義元北条氏康
久しぶりの再開を果たすことになりますね。
義元は相変わらず勘助を嫌い、一方の氏康は勘助を
温かく迎えますね。このあたりは義元・氏康両者の
器量の差を表現した、といったところでしょうか。
結局、関東進出に専念したい氏康が、駿河の領地を放棄して
今川家と和睦を結ぶことになりますね。
関東管領の上杉家(憲政)に北条家が押されていた、
という史実は私もこのときに始めて知ったかな、
という感じでした。後に北条家は上杉謙信との激突に備えて、
武田家・今川家と三国同盟を結びますけど、
今回のストーリーはその伏線になっているかな、
という感じですね。

  • 海を求める晴信、実現には長い歳月が‥

駿河で晴信は義元と共に始めて海を見ることになります。
この時晴信の胸に「海が欲しい」、という思いが
植えつけられたという感じでしょうか。
この後晴信は海を求めて、上杉謙信と激しいバトルを
繰り返すことになります。そしてそれが果たせずに、
将来的には義元亡き後の駿河に進出するんですよね‥(^^;)
義元の「欲しいのは、駿河の海ではないでしょうな?」
というセリフも、後の史実の暗示というところでしょうか。
駿河進出は、三国同盟に反することになるため、
この時以来武田家は、今川家・北条家を
敵に回すこととなるのですが‥