「クラッシュ・ブレイズ オンタロスの剣」(はてな年間100冊読書クラブ 56/100)

  • 新たな敵が立ち塞がるも、主人公たちの手にかかれば‥

クラッシュ・ブレイズ」シリーズも5巻目になりますね。
前巻のストーリー自体は完結していたものの、
今回の敵は前回のボスの、残党のような感じで、
一部続いているところがありますね。
とはいえ、このシリーズの登場人物たちは
ルウやリィの天使たち、あるいは暗殺者集団の面々、
そしてケリーとジャスミン、皆強すぎるので(笑)
彼らの前に立ち塞がる困難とはいっても、
大した困難では無いという感じですね。
従って、読んでいても、どうしても緊張感は
乏しくなってしまうきらいはありますね。
ただ、今回は登場人物の一人・ルウが、
その弱点をしっかり見極めていた
敵方の手に一時落ちる、といった場面もありました。

  • 新キャラ・ベティが台風の目に‥なるかな?

今回はベティという新キャラが登場しますね。
宇宙第一の女優・ジンジャー(主人公の一人・ケリーや
ジャスミンの知り合い)が目をかけているだけあって、
「役柄になりきる」という才能は随一のものがある、
という設定になっています。
リィやヴァンツアーといったなどの美形にも
心動かされる事が無く、面白いキャラではありますよね。
今後の本シリーズの台風の目的な役割には‥なるかなぁ?
そういえば、今回の敵とベティとは
直接関係は無いって設定でしたからね。
でも改めて見直してみると、登場する男性キャラは
皆が皆美形ですよね〜、このあたりは女性向けの
ライトノベルならではって感じでしょうか。
まぁ「やおい」とかそういった場面は無いので、
安心して読み続けることは出来ますけど、
少々食傷気味なところはありますな。