「宗教の日本地図」(はてな年間100冊読書クラブ 46/100)
- 作者: 武光誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/06
- メディア: 新書
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- 日本の各都道府県の宗教的事情
題名の通り、日本の各都道府県の有名寺社等を取り上げて、
各都道府県の歴史や地理に影響された宗教のあり方を
読み解いてゆく本ですね。
新書版ということもあり、それほど深い記述はありませんが
かえって読み易くはあるかな、という感じですね。
一種の参考書みたいな感じとして扱えばいいのかな、
なんて思います。山形県の出羽三山信仰や
石川県の白山信仰、奈良県では天理教といった、
各地方に特色のある宗教が取り上げられていて、
なるほど全国の宗教事情を一望するには
手軽で良い感じですよね。
- 県民性ほど重要視する必要は無いのかな‥と
まぁ日本人は宗教信仰はあまり熱心ではないですから、
各県の宗教の特色は、県民性ほど気にする必要は
無いのかな、という感じもしています。
ただ、例えば上記の奈良県の天理市では
天理教の法被を着た宗徒が街を闊歩していたりしており、
旅行者は一瞬戸惑う事があるかもしれません。
天理教は比較的新しい宗教ですが、
出羽三山や白山信仰などは古くからの歴史を誇っており、
その信仰は確かに各地方の歴史的・地理的な特徴に
基づいているな、とは言えると思います。