「面接力」(はてな年間100冊読書クラブ 44/100)

面接力 (文春新書)

面接力 (文春新書)

  • 面接を勝ち抜く「面接力」とは

各社の人事部長を務めた著者による、
面接及び面接を勝ち抜くための「面接力」について
語った本ですね。面接本といえば、就職活動(就活)時の
バイブルとも言える「面接の達人」が有名ですけど、
この本も「メンタツ」と同じように役に立つ本かな、
という感じがしています。面接官は何を求めているのか、
どう対話すべきなのか、などが書かれており、
各種の面接前に一読をお薦めしたいですね。

  • 面接の本質を思い出させてくれます

単なるテクニックの記述にとどまらず、
「面接官と一緒に同じ会社で働くところをイメージする」など、
読んでいてなるほど確かにそうだな、
と改めて就職活動の本質を実感させられますね。
「事前にその会社で働いている自分をイメージする。」
ということは当たり前の事なのですが、面接の直前では
自己PRをどう喋るか、など定型パターンの質問に対する
解答の仕方といった方面の対策に力が入ってしまい、
忘れがちになってしまう事ですよね。
さすが著者は面接のプロ、面接の本質を突いていますね。

  • 私の学生時代の認識は、今考えれば甘すぎたなと‥

この面接、就職面接であれば、
確かに自分の一生をかけた交渉の場なんですよね‥
私の就職活動を振り返ってみると、
沢山の会社を受験している間に
(&当時は就職氷河期でもあったため、
途中で落とされてしまうことも多かったため)
そこまでの意識は無くなってしまい、
惰性で面接に臨んでいたこともあったりしました。
今思えば、考え方が甘かったんでしょうね。
もっとも、最近では学生のうちから
資格習得に励んだりすることも当たり前になっていますが、
私の大学在学当時は、まだレジャーランドの気配が
残っていましたから(笑)その学生時代に
この本に書かれているような意識が持てたかとなると
微妙な気はしてしまいますけどね‥(^^;)