「ねばちっこい経営」(はてな年間100冊読書クラブ 41/100)

ねばちっこい経営 粘り強い「人と組織」をつくる技術

ねばちっこい経営 粘り強い「人と組織」をつくる技術

  • 粘り強く取り組む事が必要‥

この本のタイトルの「ねばちっこい」とは、
納豆の本場・茨城県の方言で「粘り強い」を意味する
言葉だそうですね。この本の論点は「強い企業と普通の企業、
取り組んでいる事に大差は無い。粘り強く取り組める姿勢が
あるか否かが、強くなれるか否かのポイントである。」
という感じですね。もっとも、言葉では解っていても
実際に粘り強く取り組めている企業は少ないそうです。
その「粘り強く取り組む姿勢」を得るには
どうしたら良いのか、をこの本の中で解説していますね。
例えば、粘り強い人や組織を作る手法が、
トヨタ花王などの強い企業の例を元に、紹介されています。
まぁ粘り強い組織を構築するためには、
まず組織作りに粘り強くなる必要がありますよね‥(^^;

  • 現在の会社は‥粘り強くないなぁ(^^;)

私が今勤めている会社では、組織の改変が激しく、
1年おきに組織が改廃されたりしています。
これは、「改革したものの、1年で諦めてしまう」
ということに繋がっているため、粘り強くない代表ですな(笑)
粘り強く取り組むというよりは、
新しい手法を取り入れることに熱心、
という状況もあてはまるかな、という感じです。
そんな現状を鑑みると、今の会社は
「粘り強くない、普通の企業」といったところでしょうか(^^;)
この本は、同じ著者の「現場力を鍛える」「見える化
という著書とあわせて三部作の最後の作品だそうですね。
私は三部作では本書をはじめて読みましたけど、
本書をより理解するには、前編・中編とも言える
上記2作品を先に読んでおいたほうが良いのかな、
という感じもしてしまいました。