「初恋マジカルブリッツ(5) いますぐわたしに愛に恋!」(はてな年間100冊読書クラブ 38/100)

  • 新シリーズ開始で戦闘モードは少しお休み‥かな。

前巻までの対ヴィーゴ戦が終了して、新展開の始まりですね。
私はこのシリーズの書評では、前巻までは
「戦闘シーンよりも、もっとラブラブシーンを(笑)」と
書いていたような記憶がありますけ(笑)
そんな私の思いが通じたのか(^^;)
それとも同じような感想を抱いた読者が多かったのか、
今回は学園を舞台にして、ドタバタラブコメモードで
ストーリーが進んで行くって感じですね。
なんてったって、いきなり最初のオープニングから
ヒロインの白鳥祈梨ちゃんと鼓太郎との
えっちシーンですからねぇ‥(笑)
成人向けのエロゲでも、えっちシーンは
最後のご褒美って感じの位置づけなのに(笑)
いきなり序盤から飛ばしているって感じですよね〜。

  • 新キャラ・アルミナが鼓太郎に猛烈アタック!

さてストーリーのほうは、上記の通り学園が舞台となっています。
ヴィーゴを倒して、平和なラブラブ生活が始まるかと思いきや、
転校生のアルミナが鼓太郎に積極的なアプローチを
開始し始めます。なんと彼女、前世でリリス(鼓太郎)と
恋人同士だったそうですね。それを見せつけられる
祈梨ちゃんは当然穏やかではありません。
そこにユージェニーも加わって、
鼓太郎まさにモテモテモードですな。
まぁ鼓太郎は祈梨ちゃん一筋ですから、
モテモテモードとはいえ有難迷惑って感じなのでしょうけど、
読者にしてみれば何とも羨ましいって感じですな。
また、アルミナが性格的に超積極的なので、
ここは控えめで大人しいヒロインの祈梨ちゃんとは
好対照のキャラ、という位置づけになっていますね。

  • 新キャラを次々に出して延命を図るのはご勘弁を‥

まぁ私は大人しい祈梨ちゃんタイプのほうが
好みなので(笑)これだけ強気でかき回すタイプの
アルミナはちょいウザいと感じてしまったりもしました。
ただ、前シリーズの(戦闘シーンの)ヒロイン的な
位置づけのであったユージェニーは
鼓太郎とのえっちの記憶を封印して、
祈梨(&鼓太郎)のために身を引こうとしています。
彼女の場合は、従来の強気ツンデレタイプから、
祈梨ちゃんと同じ「自分の気持ちを抑えてしまうタイプ」
に位置づけが変わったていますね。従って、
今後ストーリーを展開させるためには
アルミナのような異なるタイプの新キャラの登場が必要だった、
ということでしょうか。ただ、割と続いている
シリーズモノによくあるパターンですが(笑)、
次々に新キャラを登場させて延命を図る、
という展開だけは勘弁して欲しいものです‥