「ロッキー・ザ・ファイナル」感想

  • 6時半開始、なのに6時まで会議の予定が入っていて‥

久しぶりに試写会に当選したので、見に行ってきました。
試写会はこの地方では通常夜の6時半開演なのですが、
昨日は6時まで会議の予定が入っていました。
その会議がいつものお約束のごとく(笑)
少し延長したこともあって、会議の終了を待ちかねた感じで
慌てて会社を飛び出して(笑)会場に向かいました。
到着は6時半を少し回ったところでしたけど、
中に入るとまだ他の映画の予告編の上映をしており、
本編上映には何とか間に合ったという感じですね。

  • もはや「ロッキー」シリーズは過去の名作、今更ながらの続編に不安も‥

さて「ロッキー」シリーズといえば、
私の中ではもはや過去の名作となっています
例えば、子供の頃に見た「ロッキー4」は、
まだアメリカとソ連の冷戦が続いていた頃の作品で、
モスクワで開催されたロシア人ボクサーとの試合では、
序盤は観客が皆ロッキーにブーイングを浴びせる、
といったシーンもありましたね。
ロシア人ボクサーは、国家の政策によって育成された
国家の威信をかけてリングに臨む、というところとか、
ちょうど現在の北朝鮮のような位置づけでしたね〜。
その「ロッキー」シリーズの今更ながらの続編、
そして主役のシルベスタ・スタローンは
昔のシリーズと変わっていないですね。
それはそれで前作までの雰囲気を壊さない、
という面では良いと思われるものの、
スタローンは今や60歳間近!(笑)ということもあって、
鑑賞前は期待半分、不安半分といった感じでした。

  • エイドリアンの思い出に縛られている序盤は退屈‥

さて本作「ファイナル」ですが、
序盤はロッキーが、最愛の亡き妻・エイドリアンの
思い出に縛られてしまっている姿が中心で、
正直少し退屈に感じてしまいましたね。
自衛のレストランを開業しており、
まぁ過去のボクシングの栄光に
しがみついてばかりではないところは
良いのかもしれませんけど、
現在の生きる目標・生き甲斐を見失っている、
そんな印象がありました。ただ、息子に対しては
説教臭くて煙たがられたりしており、見ながら
「息子の気持ちはよく解るな〜」とか思ったりしていました。

  • 50代のロッキーと、現役世界チャンピオンの対戦は無茶かも‥

そして再びボクシングに燃える思いを見出したロッキーは
熟年のボクサー再挑戦となる訳ですが、
60歳にしては、スタローンは筋肉ムキムキでしたね(笑)
さすがは往年のアクションスターという感じでした。
ただ、50歳代の復活なったロッキーと、
無敗の現役世界ヘビー級王者との対戦、というのは
ちと無謀な設定のような気もしてしまいますね‥(^^;)
さすがに元世界チャンピオンのロッキーとはいえ、
常識的に考えても、ロッキーに勝ち目は無いだろうと思います。
ただ「最後の戦い」に向けて、黙々と練習・邁進する
ロッキーの姿はなかなかカッコ良かったです。
夢に向かって突き進んでいくことの大切さを
教えられたかな、という感じですね。
最後は判定でロッキーは敗れますけど、
ロッキーは敗戦を苦にすることは無く、
「戦い抜いた」事への満足感で一杯、
というのがこのラストシーンでしたね。
過去の名作の今更ながらの続編ということで、
映画を見る前は不安に感じていましたけど、
なかなかいい仕上がりになっていた映画だと思いました。
でも、スタローンの英語は、年を取ったこともあるのか、
かなり聞き辛かったですね‥(^^;)