「陳列技術入門」(はてな年間100冊読書クラブ 33/100)

陳列技術入門

陳列技術入門

  • 「販売士」検定受験の参考になりました

2月に「販売士」という資格の試験を受けてみました。
この「販売士」、読者の方も知らない方が
多いのではないでしょうか、
資格的にはマイナーな存在です。
とはいえ、数ある資格の中でも代表的な存在とも言える
日商簿記」の「日本商工会議所」が主催する検定ですね。
ただ、私は販売職に就いたことはないので
(学生時代にコンビニでアルバイトを
していたことはありましたけど‥(^^;))
試験内容は、現在の仕事とは全く異分野の範囲になるため
試験に合格するには一から勉強する必要がありました。
また、マイナーな資格のため、
いわゆるその道のバイブル的な存在の
メジャーな参考書等が不在であるため、
勉強の仕方も難しかったですね。

  • 陳列技術を理解する参考の一助に

そんな状況にあった時に
参考のために読んでみたのがこの本です。
この本に取り上げられている、
商品の陳列技術・陳列方法などが
販売士の試験範囲に含まれていますから
手に取る事になりました。
商品の陳列というのは、お客様が商品を手にして
売上のアップに結びつける&効率よく作業をする
という販売員のスキルに結びつきますからね。
この本では、店舗のお客様の動線を分析する、とか
商品の配置の工夫等が織り込まれていました。
もちろん、直接の試験の参考書ではありませんが、
結構ためにはなったかな、という感じですね。

  • 専門書のため、新書版ですが少しお高めのお値段‥

もっとも、一般の方がこの本を読んでも、
例えば、「ジャンブル陳列って何?」
ってレベルでしょうから、基本的には
小売業に勤めている人向けの本であるとは思います。
私も以前はそういうレベルであったのですが、
検定を受けると決めた以上、
そうも言ってはいられないですからね。
ただ、新書版の本なのですが、値段が1260円と
京極夏彦さんの小説とは違って(笑)
厚さはそれほどないのに(200ページ程)
結構お高めの値段となっていますね。
そこは専門書ならではというところでしょうか。