「人は見た目が9割」(はてな年間100冊読書クラブ 32/100)

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

  • タイトルが該当する内容は、僅かに11分の1‥

この本は少し前にベストセラーになりましたよね。
それだけ面白い内容があるのかな、
と期待しつつ読み始めてみたのですが、
残念ながら「この内容はタイトルと全然違うがな‥」
と突っ込みたくなってしまいました。
タイトルの「人は見た目が9割」にあてはまる内容は
全11章中僅かに最初の1章の「人は見た目で判断する」
という章だけであり、他の章は、ほとんどそれ以外の
内容って感じでしたからねぇ‥

  • 「本はタイトルが9割」

まさに本を売るためには「本はタイトルが9割」、
タイトルで全てが決まるという感じですね‥
例えば人気の作家さんであれば、
タイトルに関係なく売上は伸びそうです。
しかし、この本の著者のような
マイナーな作家さんの場合は、「タイトル次第で、
これだけ大化けしてしまう可能性もある」
ということを如実に示した本であると
言えるのではないでしょうか‥(^^;)
まぁ「人を見た目だけで判断してはいけない、
従って本もタイトル・外装だけで判断してはいけない」
ということをアンチテーゼ的に
読者に伝えているのかもしれません(笑)

  • 正しいタイトルは「非言語コミュニケーション入門」

まぁ著者によるこの本の紹介でも、
「心理学、社会学からマンガ、演劇まで
あらゆるジャンルの知識を駆使した
日本人のための「非言語コミュニケーション」入門」
とあるため、「非言語コミュニケーション」の
本として捉えれば問題はないのでしょうけど。
ただ、著者の得意なマンガの内容が中心であったりして
(著者は漫画家)、例えばマンガの常套手段である
キラキラお目目の解説等の内容であり、
個人的には少し退屈に感じてしまう
内容であったりしました‥