「年金大貧民時代をスイスイ生き抜く知恵」(はてな年間100冊読書クラブ 25/100)

年金大貧民時代をスイスイ生き抜く知恵

年金大貧民時代をスイスイ生き抜く知恵

  • 年金制度を解りやすく解説してはありますね‥

少子高齢化がますます進む中で、
年金制度の内訳や現状を解説した本ですね。
まぁそれほど目新しい内容ではなかったですけど、
年金制度自体の説明(3階建ての制度など)は
解り易かったと思います。
「年金制度なんて全然知らないけど、
どうなってるの?」という人向けの本って感じですね。
例えば、この本でも明らかになっていますが、
急激な少子化の進行で、年金制度が
立ちゆかなくなってしまうため、
今後は年金に頼れない、といったところとか。
まぁ年金制度自体は非常に難解というか
複雑な仕組みになっているため、
簡単に現状を把握するには良い本かなって思います。

  • 現内閣では抜本的な解決策は無理そう‥

まぁ先日読んだ、安倍晋三首相の著書
美しい国へ」内においても、年金制度については、
現在大きな問題となっているにも関わらず、
「年金制度は、世代間扶養の仕組み」といった
通り一遍の記述しかありませんでした。
今は「抜本対策」が必要な時期なのでしょうけど、
(この本内でも、「官僚支配から脱却して
抜本的な改革が必要」とあります。)
残念ながら、現内閣では年金制度に大幅に
手をつける気配は無さそうですからね‥
やっぱ年金はあてにせずに、
老後の資金は自分で手当てしておかないと
将来的に泣きを見るのは間違い無さそうですよね‥