「初恋マジカルブリッツ 大好きです、あなたにだけは伝えたい」(はてな年間100冊読書クラブ 22/100)

  • 対ヴィーゴ戦のクライマックス

最初の敵・ヴィーゴ戦のクライマックスですね。
ただ、もともと戦闘ストーリー&シーンよりも、
恋愛ストーリー&シーンのほうが目玉って感じの
シリーズなだけに(笑)戦闘に関しては
まぁこんなもの、というところでしょうか(^^;)
もともと主人公・鼓太郎が持っている「リリス」の能力は
宿敵・ヴィーゴを上回る能力があるものの、
鼓太郎はそのリリスの力を上手く発揮(開放)出来ないため
ヴィーゴに苦戦を強いられていた、という感じですからね。
まぁその力を解放する手段が契り(=セックス)というのが、
この小説の世界観の最大のポイントであり、
売りでもありますな(笑)

  • ユージェニーを死なせずに勝つには‥

今回はヴィーゴに恨みを持つユージェニーが
自分の命を引き換えにしてまで力を得て
ヴィーゴに勝ちたいと思うも果たせません。
そんなユージェニーを見た鼓太郎は、
ユージェニーを死なせずに戦いに勝つ方法を
模索しますが、それにはユージェニーと契りを結んで(笑)
力を解放するしかない‥という展開になりますね。
この強引な展開はありなのか〜という感じですけど、
それを否定するとこのシリーズは成り立たないですからね(笑)
ツンデレキャラの典型という感じのユージェニー
契りを結んだ後はしおらしくなるというのも
まさにツンデレキャラの王道を歩んでいますね(笑)
しかしそんな鼓太郎には
祈梨ちゃんという恋人がいるため、
&そして祈梨ちゃんとの仲は揺るぎそうにも無いため
ユージェニーの恋心は悲しいかな、
実ることは無いということになってしまうのですが‥

  • 戦闘場面では影の薄くなる祈梨ちゃんですが、今回は‥

一般人のため、戦闘シーンでは影が薄くなってしまう
ヒロイン・祈梨ちゃんですが、
今回では鼓太郎の「妄想」の中で(笑)
その契りのシーンが登場しましたね。
妄想シーンとはいえ、私のような健全な(笑)
読者にとっては、「こういうシーンを待っていた!」
という感じです(笑)まぁ18禁成人向けでもない
普通のライトノベルで、えっちシーンが
これだけリアルに記述されているのは
毎度の事ながら凄いと思いますけど‥(^^;)
また、美形ながらもそのことを鼻にかけずに
控えめな&けなげな祈梨ちゃんは、
やっぱ可愛いな〜と改めて感じました。
私は最近キャラに萌えることは少なくなりましたけど、
祈梨ちゃんは現在数少ない
萌えられる存在だな〜という感じですね。