「坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅶ」(はてな年間100冊読書クラブ 8/100)

おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (JUMP j BOOKS)

おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (JUMP j BOOKS)

  • 相変わらず勝利とかれんの仲も「途中」のまま‥(笑)

「坂の途中」のタイトル通り(苦笑)
今回もまた勝利とかれんのラブラブストーリーは
途中でで終わってしまうというか、
なかなか進まないですね(笑)
まぁこのシリーズのストーリーが進まないことは
慣れているという感じもしますけど(笑)
前回「誰にも邪魔されない(笑)かれんとの二人の時間」
を持つために、一人暮らしをはじめた勝利ですが、
実際にはなかなか時間が取れず、
思うように仲を進める事が出来ません(笑)
加えて、かれんが鴨川にある祖母が暮らす老人ホームで
介護士として働きたい、と決意したりして、
なかなか思い通りにはいかないものですね。

  • 勝利は恋人の兄にダメ出しを食らって落ち込む‥

勝利は一人暮らしすることを決意して
自ら動いたわけですが、勝利が動いたのを見て
かれんが触発されて介護士を目指す決意に
至った訳でもありますから。
そして、かれんなかなか会えずにすれ違ってしまうことから
勝利はバイトでミスを連発してしまい、
遂にかれんの兄がオーナーのバイト先「風見鶏」を
クビになってしまいますね。
恋人の兄にダメ出しを食らったこともあって、
当然勝利は激しく落ち込んでしまいますが、
そんな状況の中で、相変わらず星野りつ子との関係も
トラブルが発生して‥という感じで、
今回の勝利はちょっと大変って感じでしたね(^^;)
今のところは一人暮らしを目論んだ効果が
まったく出ていないという感じですな(笑)

  • 星野りつ子視点の短編も‥

今回の短編エピソードは、星野りつ子の立場から
勝利への思いを描いたものでしたけど、
正直ここ数巻、星野の告白を断った以降は
星野が失恋の痛みを引きずったりしている展開が
続いているため、正直思い入れはあまり出来なかったカナ、
という感じですね。フラれてから星野が
気持ちを切り替えて、勝利とは元の友達モードに
戻っていたら、この「星野の視点モード」も
快く読めたのかもしれないですけど‥
ここ数巻、本編は勝利の視点モードで書かれているのに
対して、丈やマスター、そして星野と
他の登場人物からの視点で書かれている
サイドストーリーが挿入されていますけど、
やっぱ丈と京子ちゃんのお話が今まででは
一番良かったかな、と思います。
もし今後、かれんの視点から書かれたストーリーが出れば
きっと面白そうだなと思いますけど‥