「月収10万円のぜいたく生活」(はてな年間100冊読書クラブ 1/100)

月収10万円のぜいたく生活―決してギスギスしない楽々スイスイの生活術入門

月収10万円のぜいたく生活―決してギスギスしない楽々スイスイの生活術入門

  • 節約術には侘しさも漂って‥

標題のとおり、少ない収入でも満足な生活をするための
知恵等を解説している本ですね。
正直なところ、現在の私にとっては
現実味の薄い内容ではあったのですが、
まぁそれなりに楽しめる内容ではあったかな、と思います。
少し前に逮捕されて話題になったw
節約術の本で有名な山崎えり子さんの本を
読んだときにも感じたのですが、
やっぱ節約生活というと、侘しいものを感じさせますね(苦笑)
私の趣味の一つに旅行があるのですが、
この旅行も、考え方の違う人にとっては
「お金だけ使って、後に何も残らない」
という位置づけとなり得るわけですからね。
今の私はまだ独身ということもあって、
旅行を取りやめる、という選択肢は考えられないのですが、
こういう節約本を読むと、もっとそれ以上に
切り詰めるという感じですからね‥

  • 月収10万円で貯金術は不要では‥?(^^;)

この本の内容は、私が以前読んで反発を覚えた(笑)
森永卓郎氏の「年収三百万で生き抜く‥」という
理論に通じるものがあります。
まぁ、人気評論家の森永氏とは違って、
この本は無名の著者によるものなので(笑)
この本の著者が節約術を称えながら
ゴージャスな生活をしているとは考えられないため(^^;)
その点は反発を覚えずに読めるかな、といった感じですね。
まぁ確かに低収入で満足できる生活が出来るのであれば、
正社員として働くよりもフリーターで自由気ままな
生活を送るという選択肢もなり得ますよね。
でも、「月収10万円の生活」を記載している本なのに、
貯金術の項は不要のような気もしてしまいます‥
10万円でじっくり貯金が出来るとは思えないのですが‥
また、それなりの覚悟は必要なのでしょうが、
「田舎暮らしのススメ」は面白いなと思いました。
最近では、定年退職後は生活コストの安い
海外(東南アジアなど)に移住、という選択肢が
増えてきているようですが、
海外だとやっぱ食事の問題とか出てきてしまいます。
しかしその点国内なら問題ないですからね‥
とはいえ、濃密な人間関係など、
田舎暮らしもそれなりに大変そうですけどね‥
都会の便利さにもはや慣れきってしまった私にとっては
当分は田舎暮らしは難しそうです‥(^^;)