昨日の大河ドラマ「功名が辻」 第44回「関ヶ原」

  • 一豊の見せ場は、戦いの前なので‥

いよいよ天下分け目の関ヶ原の合戦ですね。
とはいえ今回のドラマの主役は
徳川家康西田敏行)ではなく、
山内一豊上川隆也)&千代(仲間由紀恵)です。
そして一豊の関ヶ原の合戦における見せ場は、
合戦中よりもむしろ、合戦前に発言して
諸将を一斉に東軍に靡かせたところですから、
実際の合戦では、南宮山の西軍の毛利勢(最後まで日和見)の
抑えとして配置されたこともあって、
戦いの序盤から奮闘することはないため、
あまり目立った活躍ではなかったですね。
今回のドラマでも、傍観者的な視点から
描かれていたような、そんな感じを受けました。
一豊の陣中に六兵太が来て、「毛利は動かないから、攻めろ」
と進言されるも、六兵太を信じきれない&家康の命に従う
一豊は動きませんでしたね‥
しかし六兵太はここまで、結構一豊にとって役に立つ情報を
仕入れてくるのですが、一豊にはあまり取り上げられず、
報われないって感じですな‥(^^;)
それでも一豊の周りに現れ続ける彼は
ひそやかに千代に惚れている、という設定なのかな‥?

  • 裏切りで何とか勝利を収めた家康

合戦は、陣形等が西軍・石田三成中村橋之助)側に
有利だったこともあり、東軍劣勢の状態になります。
この関ヶ原の合戦「家康が満を持して
石田三成を挑発し、叩いた」
という印象が強かったのですが、
家康の東軍が戦いの序盤は押されていた、
というのは事実のようですから、
家康もこの戦いでは、結構綱渡り的なところがあったのですね。
家康は焦れて、内応を約していた、
西軍の小早川秀秋を裏切らせて
なんとか勝利を収めたという感じでしょうか。
合戦後秀秋は家康の本陣に来ますが、
東軍各将の視線は冷ややかでしたね‥(^^;)
まぁ初戦は裏切者、おおっぴらに褒める訳には
いかないのでしょうけど‥ただ、秀秋の行動が結果的に
歴史を決める大きなきっかけになったことは、
記憶にとどめておきたいと思います。