「天使の梯子」(10月22日放送)

  • 原作を読んであまり時間がたっていないだけに、内容はすんなりと‥

日曜日に「日曜洋画劇場」の時間枠で放送されましたね。
現在公開中の「天使の卵〜エンジェルスエッグ〜」の
タイアップと言った感じでしょうか。
天使の卵」で春妃役を演じた小西真奈美さんが、
この「天使の梯子」のドラマでも同じ春妃役として
回想シーンに登場したりしましたから。
この「天使の梯子」は、「天使の卵」の
続編にあたる作品ですね。ドラマの放送日は
日本シリーズ第2戦の放送がありましたから、
最初は見ようかどうしようか迷っていましたけど、
その日本シリーズ第2戦は、丁度「天使の梯子」の
放送が始まる頃には、中日が逆転され、
ダメ押し点を取られ‥という
中日ファン的には面白くない展開になっただけに、
安心してドラマのほうを見ることにしました‥(^^;)
まだ原作の本を読んでから
それほど時間も空いていないだけに、ストーリー的には
割とすんなりと頭の中に入ってきましたね。
ただ、原作及び前作「天使の卵」を知らないと、
理解するのがちょっと辛かったかもしれませんね。

  • ミムラさんは大人の女性って感じですね‥

夏姫役のミムラさんは良かったですね〜、
妙齢の大人の女性らしさ(笑)が上手く出ていたかと思います。
天使の卵」の春妃役の小西真奈美さんのほうが、
ミムラさんよりも年上の筈ですけど、
むしろミムラさんのほうが大人びて見えたって感じですね(^^;)
個人的にはミムラさんのほうが、
春妃のイメージには近かったかな、と思います。
当時高校生の歩太が、同級生の恋人(夏姫)を捨てて
走った相手が春妃、ということを考えれば、
どちらかというと童顔系の小西さんでは、
役柄に合わなかったかな?という気もしてしまいますね。
逆に今回のミムラさんは、落ち着きのあるところとか、
慎一が同じく同級生の恋人から乗り換える相手としては
相応しいかなって感じです。
まぁ、夏姫は慎一の学生時代の恩師、
という一面もありますけどね。

  • 歩太役の要潤さんはワイルドですな‥(^^;)

慎一役の渡辺豪太はねぇ‥私は男優には基本的に
興味はないのですが(笑)まずその髪型を何とかしろ、
と言いたくなってしまいました(笑)
「お前には夏姫さんは似合わないだろ(笑)」って感じですね。
逆に歩太役の要潤さんは、ワイルドな感じが
十二分に出ていましたね。歩太は絵描きですけど、
春妃や夏姫との過去を考えれば、
一般的な絵描きとして想定されるような、
頼りなさげなタイプでは、春妃の死を乗り越えられずに
精神的に参ってしまいそうですからね‥
ただ、上記のようなお陰で、慎一と歩太の対比が
クッキリ出ていたカナ、という感じは受けました。

  • 映画を見た後のほうが楽しめたかも‥

ストーリー的には、原作の本を読んだ時と
同じような印象を受けました(原作の感想は↓)
http://d.hatena.ne.jp/yukino77/20060222/p4
夏姫と慎一の関係は、嘗ての春妃と歩太の関係に似ていて、
夏姫が今更ながら、年下の男を好きになった
春妃の気持ちを追体験出来ていますね。
あと慎一の元恋人から「一生恨んでやる」という言葉を
ぶつけられるところ‥まさに因果応報って感じですな。
前作「天使の卵」では、夏姫自身が春妃に
同じ言葉をぶつけて、その直後に春妃が死んでしまい、
夏姫がそれ以降今まで、後悔を引きずっていますから‥
改めて、この「天使の梯子」という作品は、
前作を知っているとより一層ストーリーを味わうことが
出来るなぁ、という思いを深くした次第です。