「親子で楽しむ生き物のなぞ」 (はてな年間100冊読書クラブ 108/100)

  • 大人が読んでも楽しめる、生物に関してのTips本

「親子で楽しむ」とありますけど、
大人が読んでもしっかり楽しめる内容になっていますね。
普通のブルーバックスと同じ内容(文体)なので、
逆にお子さんだけで読むにはちと厳しいかも、という感じですね。
動物園にいるゾウやトラ、身近な存在のイヌやネコ、
カブトムシやツバメなど、色々な生物に関する
ちょっとしたTipsが掲載されています。
都会に住んでいると、ゴキブリや蚊が
一番身近な生物になってしまったりして(笑)
生物たちとは縁遠くなってしまいますからね‥
もっとも、私の家の周りでは、
最近はカラスや野良猫をよく見かけますけど。
しかしカラスという生き物は、人間が近寄っても
全く物怖じしないですよね〜神経が図太いんだなって
改めて実感したりしてしまいます‥(^^;)

読み進めてみて改めて、食物連鎖の過酷さが印象に残りました。
草食動物は肉食動物のエサになることは避けられないため、
アナウサギは穴を掘って穴の中で生活し、
穴を掘らないノウサギは、ひたすら逃げるしかないそうです。
また、イヌと人間の持ちつ持たれつの関係
(イヌは人間の食べかすを頂戴し、逆に人間は他の動物より劣る
嗅覚などをイヌを飼うことによって補う)など、
意外と知らない知識が盛り込まれていて、勉強になりました。
また、ツバメが人家に巣を作る理由は、
「ツバメは飛ぶのは早いけれども、
地上ではヨチヨチしか出来ないので、外的に狙われやすい。
しかし人間はツバメを襲わないので、
ツバメは他の生物とは違って、人間の居場所に巣を作る。」
だそうですね。人間と違って他の生物は、
外的の存在を常に気にしなければならないんですね‥