「入門ビジネス・コーチング―「一方通行」指導から「双方向」コミュニケーションヘ」 (はてな年間100冊読書クラブ 103/100)

入門ビジネス・コーチング―「一方通行」指導から「双方向」コミュニケーションヘ

入門ビジネス・コーチング―「一方通行」指導から「双方向」コミュニケーションヘ

  • 研修の事前課題図書として配布された本‥一応事前にきちんと読みました(^^;)

会社で「コーチング研修」という研修を受講したのですが、
その研修の事前課題図書として渡されたのがこの本でした。
面白かったのは「指示待ち族の新人」「頑固なベテラン」など、
指導が難しい社員の具体例を取り上げて、
どうコーチングしたら良いのか、解説を加えてある部分ですね。
理論を延々と説かれても、なかなかスンナリとは
納得出来ませんが、こうして具体例によって、
実際に相手にかけてあげるべき言葉と共に解説してあると、
納得させられるという感じですね。

  • 「相手を認め、信じ、任せること」

この本には、コーチングのポイントとして、
「相手を認め、信じ、任せること」とありますけど、
基本的には他人を信用していない、性悪説で動いている私にとっては
これはなかなか難しいことですね(笑)
「相手に任せるよりは、自分でやるほうが確実」
って感じのスタンスなので‥まぁ何でも自分でやってしまっていては
部下も育たず、コーチングにはならないのですが‥(^^;)
なるほどコーチングを実践するには、
性悪説の立場に立つのではなく、相手を信頼し、任せる、
性善説的な位置を取らなければならないんだな、と思いました‥

  • 「相手のやる気を引き出す」のがコーチン

研修では、コーチングとティーチングの違い
ティーチングは一方的に教えるが、コーチングは教えるというよりは、
相手のやる気を引き出すこと)などの説明がありました。
先生というよりはカウンセラーに近いって感じですね、
相手と信頼関係を築いていくところとか。
あと、対人関係でもあるコーチングということで、
今日の研修は、ペアを組んでの実習が多かったですね。
その分、眠たくなる暇もないというか‥(苦笑)
ブラインド・ウォークといって、目をつぶった相手を引導する、
そういった実習もありました。しかし、自分は他人に対して
上手く(出来る限りの)アドバイスをしている積もりでも、
他人にとっては「距離感がわからなくて不安」とか、
色々不安に思っていることが良く解りました。
「不安なら口に出してくれれば‥」とも思いますけど、
それをコーチする側が言うのは禁句ですよね‥(^^;)