「転職のバイブル―現役ヘッドハンターが指南する勝ち抜く55の鉄則」 (はてな年間100冊読書クラブ 95/100)

  • 現役のヘッドハンターによる、転職本

タイトルの通り、現役のヘッドハンターでもあり、
自信が転職経験のある著者によって書かれた、
転職についてのハウツー本ですね。
必要なノウハウを55の「鉄則」として、まとめた本ですね。
まぁそんなに画期的なことは書かれておらず、
ごくごく常識的な内容が中心でしたけど、
(例えば、退職の際にはきちんと引継ぎをする、
異業種異職種への転職は若いうちに、等)
それゆえに基本を抑えるには役に立つな、という感じですね。
著者自身の経験を通じ、自分はその中のある会社には
1年半しかいなかったため、「もっと長く勤めるべきであった」
と後悔していたりもしています。
そのため、「最低でも同じ会社で3年は勤めるべきだ」
としていますね。従って、現代の新卒の高い離職率には
警鐘を鳴らしています。

採用側の認識として、年代によって転職回数が
一定の回数を超えてしまうと「イエローカード」となり、
採用側からは、次々と職を変える「ジョブホッパー」であり、
定着しないのではないかと見なされてしまい、
採用に不利に働くそうですね‥
まぁ常識なのでしょうけど、実際に転職回数が
イエローカードを超えてしまっていて、
現在求職中の人がこの本を読むと、
やっぱショックだろうな、とは思います‥
あと、最後の章の「困ったときのQ&A」は
具体的で実用的な感じがありますね。
転職活動をする際には、一冊備えておきたい
という感じの本だと思います。